キラーマシン 勇者、次の大陸に到着する
勇者一行が大陸の港に着いたのと、同時にキラ達は勇者一行と合流する。
勇者一行はキラ達がいなかった事に気づく者誰1人となく問題なく合流できた。
「あぁ〰️! ずいぶん優雅な船旅だったなぁ〰️」
勇者が身体を伸ばしていると、1人の老人が寄ってきた。
「失礼! 貴方様を勇者様とお見受けしました!」
「あぁ? いかにも、俺が勇者だ! 何か用か?」
「これは! これは! 私、この街の町長をしておりまして、勇者様に是非お願いしたい事がございまして…」
町長は勇者に話掛けて来た。
「ほう! この俺に頼みたい事とは一体なんだ?」
「お姉ちゃん! 勇者が珍しく人の話を聞こうとしてるですよ!」
「…ホントね… 明日はロンギヌスの槍でも降るのかしらね…」
勇者の態度にニコとキラは驚く。
「ありがとうございます! 勇者様! この街の近海で巨大なイカのモンスターが暴れまわっていますのです! そのモンスターのせいで街の男衆は漁にもいけず、この街の特産でもある魚は市場から無くなってしまっています! 是非、勇者様のお力でそのイカを退治しては頂けないでしょうか!?」
町長は土下座をする。
「そうか… それは、大変だな」
「おぉ!! 勇者様!! イカを退治して下さるのですね!?」
「だが… 断る!」
勇者は、バッサリと断った。
「えぇ〰️!? な、何故ですか!?」
「勇者は慈善活動じゃない!! 何の報酬もなしに頼み事をいちいち聞いていたら、1つの街を出るのに1年が過ぎちまう!!」
「そ、それでしたら… 50万程ご用意させて頂きます!!」
「2つ目! 今、俺は金に困っていない!! その程度のはした金じゃ、モンスターと戦うなど割に合わない!」
「で、でしたら何を支払えば?」
「分からないのか? 女だよ! 女! そうだな… 30人は用意してもらおうか?」
「そ、 そんな…」
勇者の要求に町長は驚く。
「いいんだぜ? この街が廃れようが俺には関係ないからなぁ!! あっはっはっはっ〰️!!」
「勇者… 何か更にクズになってないですか?」
「…元々… あんな物じゃない?」
「機械の私が言うのもなんですが〰️ 町長さんが可哀想ですね〰️」
勇者の高笑いを見て、キラ達は呆れ返る。




