キラーマシン キラのいない多忙な日①
ある朝。
「お姉ちゃん! 朝ですよ〰️!」
ニコがキラを起こすがキラは起きない。
「お姉ちゃん! どうしたですか?」
ニコがキラの身体を揺らすと
「熱いです!!!」
「ニコ姉さん〰️ うるさいよ〰️」
眼を擦りながら、サンが起きる。
「サン! 大変です! お姉ちゃんが激熱です!!」
ニコに言われて、サンはキラのおでこを触る。
「これは〰️ オーバーヒートしてますね〰️」
「オーバーヒート? それでお姉ちゃんは大丈夫なんですか?」
「はい〰️ 1日ゆっくり休めば冷却されると思います〰️ 要は働きすぎの過労ですかね〰️」
「お姉ちゃん… そんなに働きづめでしたか?」
「それは〰️」
2人は回想する。
キラが料理している時。
「お姉ちゃん! ご飯まだですか? 美味しそうです! つまみ食いしちゃうです!」
「すぅ〰️ すぅ〰️」
キラが洗濯している時。
「お姉ちゃん! あっちでセミが交尾してたですよ〰️! 勇者みたいにお盛んです!!」
「すぅ〰️ すぅ〰️」
キラが掃除している時。
「お姉ちゃん! 川に落ちちゃったです!」
「すぅ〰️ すぅ〰️」
2人は、思い返して暗くなる。
「お姉ちゃん… いつも働いてたです…」
「私も〰️ 寝てばかりでしたね〰️」
「私達… 役立たずです!」
「そうですね〰️」
「サン! 今日1日はお姉ちゃんの分の仕事を私達で頑張るです!!」
「そうですね〰️ キラ姉さんには早く良くなってもらって勇者一行抹殺の指揮を取ってもらわないといけないですね〰️」
2人は互いにガッチリて腕を組んで、キラの普段の仕事をやろうと燃えていた。




