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キラーマシン 勇者の弱点を知る

「どうやら、この男の子が勇者の様ですね?」


「そうですね〰️ 私達にソックリな人間がいたのにビックリでしたね〰️」


「…とりあえず… 勇者が私達に興味を示さない理由はわかった…」


「どういう事ですか?」


ニコはキラに聞く。


「…あの勇者の記憶に映っていた私達に似た人間… あの人間が… 勇者のトラウマになっているの…」


「なるほど〰️ だから、勇者は私達に手を出さないのですね〰️」


「だったら、私達のいる意味ないんじゃないですか?」


サンとニコの言葉に、キラは首を横に振る。


「…そんな事ない… 私達が… 勇者の弱点でもある事がわかった…」


キラは少し寂しそうな眼をして言う。


「そうですね! 私達がいれば勇者を殺す事が出来る訳ですね!!」


「姉さん… 私… 眠たくなって来ました〰️」


普段のニコとサンに戻る。


「…リリス様… 勇者の弱点がわかりまし… た?」


リリスを見るとリリスは号泣していた。


「ひっく… ひっく… ひっく… 何なの? この記憶… あんまりだよ〰️ ひどいよ〰️ 勇者が可哀想だよ〰️」


「あ、あの〰️ リリス様? 勇者の弱点がわかったのだから喜ぶですよ?」


ニコの言葉にリリスはキレる。


「はぁ? あんた達! コレを見ても何も思わないの? 血も涙もないんじゃない!?」


「…キラーマシン… ですから…」


「!!」


キラの冷静な言葉に、リリスは絶句する。


「私は今日限りで勇者の抹殺から手を引くわ… こんな記憶見せられたら… 殺す気にならないわ! 後は… 貴女達の好きになさい… じゃぁね!」


リリスはそう言い残すと、窓から出ていき闇へと消えて行った。


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