キラーマシン 魔王四天王リリスに会う
勇者一行が次の街に着くと、1人の女の子がキラ達に話をかけてきた。
「あなた達… 人間じゃないわよね?」
「…貴女は?」
「ちょっとここでは話せないわ 一緒に来てくれるかしら?」
3人は頷き、女の子の後をついて路地裏へ行く。
「私は魔王四天王の1人でリリス!」
「リリス様ですか!!」
キラ達はリリスに膝まずく。
「そんなにかしこまらなくてもいいわ! 貴女達は勇者一行抹殺の任を受けたキラーマシンなのですから!」
「そうですか〰️?」
「それより、勇者一行の弱点を知りたいの! 何か情報とかありますか?」
「…弱点は… わからない… でも、私達には興味を示さない勇者の事がわかれば… 抹殺に役に立つかも… しれない…」
「なるほどね! 勇者の過去がわかれば、もしかしたら、抹殺に繋がるって訳ね?」
「…はい… あくまでも予想…」
キラの提案にリリスは腕を組む。
「わかったわ! それじゃ、今夜勇者の潜在意識… もとい、過去を探るわ! 貴女達にも見てもらいたいから、勇者が寝たら貴女達の部屋へ行くわね?」
「わかりましたです!」
ニコはビシッと敬礼する。
深夜になり、勇者一行は寝静まる。
「お邪魔しますね!」
リリスはキラ達の部屋の窓から中に入る。
「お待ちしていました〰️ お茶でもいれましょうか?」
サンは、ティーボトルを取り出す。
「大丈夫よ! 気を使わないでちょうだい!」
「そうですか〰️」
「それより、早速勇者の夢の世界を覗くわよ! 私は魔王四天王リリス! サキュバス一族の長! 勇者の意識をこの水晶に映し出すわ!」
リリスがそう言うと、水晶が光出す。