キラーマシン アイドルグループに入る
早速、商人を拠点としている宿屋に連れて帰る。
「さて… 商人! お前を仲間にしたのは他でもない! 今、うちのパーティーはじり貧だ…」
「はい! つまりお金を稼げればいいのでしゅね?」
まだ、緊張しているのかカミカミの商人。
「そうだ! そこでうちのパーティーを使ってアイドルグループを作ろうと思っている! お前にはプロモーションをやってもらいたい…」
「ア、アイドルでしゅか? わかりました! 勇者様のパーティーだけあって美人が多いですものね?」
「当然、お前にもグループの一員になってもらう!」
「はひ? わ、私もですか?」
「勿論だ! お前も勇者一行になったのだ! 当然だろう?」
「わ、わかりました! が、がんばってみますが…」
「よし! では… 晴れてお前も勇者一行の仲間になった訳だし… 一仕事してもらおうか…」
「へっ? な、何をするのですか?」
「勇者に身も心も捧げるのだ!!」
勇者は、商人とお楽しみタイムへ突入する。
翌日。
「お前達! 昨日からだが商人が仲間になった! アイドルグループを作るぞ!!」
「勇者タン! それはいいんだけどさ!」
「そうですよ? 勇者さん! 何をするの?」
「勇者様は何かお考えがあるのですか?」
「まさかぁ〰️ ノープランじゃないわよねぇ〰️?」
戦士、武道家、神官、賢者が勇者に聞く。
「まぁ、とりあえずは前にキラ達がやった街の広場で歌うぞ! キラ達も準備はいいか?」
「お姉ちゃん! やっぱり私達もやるみたいですよ」
「キラ姉さん! どうしましょうか〰️?」
「…とりあえず… やるしか… ない…」
渋々、了承するキラ達。
「とりあえず、お前達3人を真ん中にして、周りは他のメンバーでやることにする!! この前みたいにこの街の人間を釘付けにしろ!」
「…また…やるのね…」
「お姉ちゃん! キラーマシンの音波は人間には心地よいみたいだから大丈夫です!」
「私も〰️歌えるかな〰️?」
「何はともあれ! YIGの初舞台だ!! 行くぞ!!」
勇者は腕を上げて、気合いを入れる。
「何ですか? YIGって?」
「あぁー! Y (勇者) I (一行) G (ガールズ)の略だ! いいグループ名だろう!!」
ニコの質問に勇者はどや顔で答える。
「…ださっ…」
キラはボソッと呟く。




