キラーマシン 商紹会へ行く ◻️
勇者一行は商紹会の建物に行く。
キラ達も後をつける。
「いらっしゃいませ〰️! 商紹会へ ようこそ! 本日はどの様なご用件でしょうか?」
中に入ると受付嬢が聞いてきた。
「勇者一行に相応しい商人を紹介してもらいたい!」
「勇者ご一行様ですね? こちらの名簿の方々などいかがですか?」
受付嬢は、勇者にファイルを渡す。
「…ダメだな…」
「ダメですか? こちらの名簿に載っている方々なら勇者様ご一行に相応しいと思いますが?」
「あぁ! 確かに経歴は素晴らしいかもしれないが… 男ばかりではないか!?」
「は?」
受付嬢は、勇者の言葉に呆気に取られる。
「いいか? 俺の求めている商人は… まず、女である事! 次に巨乳!! 妥協して美乳!! 貧乳は却下!! わかったか!?」
「…」
勇者の貧乳の言葉にキラは胸をさする。
「わ、わかりました… では、この娘などいかがでしょうか?」
受付嬢は違うファイルを渡す。
「どれどれ…」
勇者はファイルをペラペラめぐる。
「おっ!! この娘がいいな!! この娘を紹介してくれ!!」
「わ、わかりました! この娘ですね? 只今、連絡を入れますので、そちらで少々お待ちください!」
受付嬢の顔は見るからにひきつっていたが、勇者は気にも止めていなかった。
しばらくして…。
「勇者様! お待たせ致しました! ご要望の商人を連れてきました!」
「あ、あの… この度は勇者ご一行に参列させて頂く事になりまして… あ、ありがとうございましゅ! が、がんばりましゅのでよろしくお願いしましゅ!!」
商人は緊張していたのか、カミカミで挨拶した。
「あぁ! こちらこそ頼むぞ! パーティーの運命はお前にかかっていると言っても過言ではないからな!!」
「は、はひ!!」
商人は最後まで緊張しっぱなしであった。
「お姉ちゃん… 何か商紹会って… 違うお店みたいですね…」
「…それより… 私達も本当に巻き込まれるの…?」
キラは不安そうな、顔をする。




