キラーマシン 3号への疑問 ◻️
「さぁて! 盛り上がって来た所で第3試合戦士VS武道家の女同士の対決だぁ!!」
「おぉ!!」
司会と観客が盛り上がる。
「さぁてと! いっちょ、やってやりますか!!」
戦士は準備体操をし気合いを入れる。
「戦士!! 絶対に負けるなよ!!」
「勇者タン!! 任せてよ!!」
「だが、相手を傷つけ過ぎる事もダメだ!」
「勇者タン? 珍しいね? 相手を傷つけないでなんて!!」
勇者の発言に戦士は少し驚く。
「当たり前だろ? この決闘に勝ってあの武道家は俺の物になるんだからよ!! 今からお楽しみだぜ?」
「ふぅ〰️ 相変わらず強気な女が好きだな!」
「当然だ! 強気な女が俺にひれ伏すあの瞬間… たまらんぜ?」
勇者はゲラゲラ笑う。
「お姉ちゃん! やっぱりこの勇者が勇者なんて間違ってるですよ!!」
「…そうね… こんなのが勇者だなんて…世の中どうかしてる…」
「〰️ん… 姉さん方〰️まだ決闘〰️終わってないですか〰️?」
キラとニコが話していると、サンが目を覚ます。
「…起きたの? まだ…第3試合の前…」
「そうなんですか〰️? じゃぁ、まだ寝てられますね〰️おやすみなさぁい〰️zzz」
キラの言葉を聞いて安心?したのかサンは再び眠りにつく。
「…ニコ…」
「何ですか?」
「…この娘…本当にキラーマシン…なの?」
キラは真面目な顔でニコに聞く。
「うっ…そのはずなんですが…そこまでハッキリ聞かれると…答えづらいです」
「すー… すー…」
困ったニコの横で、サンは気持ち良さそうに寝息をたてる。




