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キラーマシン 出発
「……じゃ、勇者一行を抹殺してきます……」
キラーマシン(女の子)は魔王城を出ていく。
「これで、 勇者を抹殺できれば私の命は安泰だ!」
魔王は玉座に座って、 ニヤニヤする。
「……魔王様……」
キラーマシン(女の子)が戻ってくる。
「どうした!? まさか…もう勇者一行を抹殺してきた等とは言うまいな!」
「……勇者一行ってどこにいるのですか?」
「……マジか?」
魔王は肩を落とす。
「今、 勇者一行はここより遥か東の大陸におる! 場所はここだと部下から報告は受けておる!! このオール村付近でレベルをあげておるのだ!!」
「……おるおる…… ……うるさい……」
キラーマシン(女の子)は冷たい眼で見る。
それはまるで血の通っていないロボットの様な眼で魔王を見ていたのであった。
「いいから! 早く行けぇ!!」
「……了解です…… ……では…… ……行ってきます……」
キラーマシン(女の子)は勇者一行の元へ向かうのであった。