キラーマシン 勇者にプレゼント
「お姉ちゃ〰️ん!!」
「…今度は…何?」
「今度こそ勇者を殺せるのです!」
「…どうやって…?」
「この魔王様の城の地下室にあった、この魔剣を勇者に装備させればイチコロでーす!」
「…大丈夫…なの? コレ…」
「はいです! この魔剣を魔族が一回装備したら、その魔族は塵になったのだから、この魔剣はとてつもない呪いがかかっているに違いないのです!!」
「…嫌な予感…しかしない…」
「大丈夫ですよ!! 勇者を塵にしてやるです!!」
二人は勇者の所に行く。
「勇者様!! プレゼントがあるので受け取って欲しいのです!!」
「…新しい剣…欲しいって言ってたから…」
「おぉ! そうか!! すまないな!」
勇者は早速、二人に渡された剣を抜き装備する。
勇者は『勇者の聖剣』を装備した。
「これは勇者のみが装備できると言われる聖剣じゃないか!? 一体、どこで手に入れた!?」
「えっ? えーと…拾ったですよ!」
「ふーん… そうか! まぁ、いいや! 大切にするぜ!」
二人は勇者の所から自分達の部屋に戻る。
「…ニコ…勇者に最強装備与えて…どうするの?」
「うわぁーん! だって魔族は塵になったんですもん!!」
「…ますます…勇者を殺しづらくなったわね…」
二人は大きなため息を吐く。