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キラーマシン 魔王城へ向かう

それからキラ達は様々な困難を乗り越え、魔王の住むと言われる魔王城へと辿り着いたのであった。


「ついに来たですね!」


「えぇ、 この世界で魔王と言われる者の所ですね〰️」


「……さぁ…… さっさと…… 倒して…… 元の世界へ戻る方法を考えましょう……」


キラとニコ、 サンは魔王城を睨み付ける。


「ちょ、 ちょっと待つッス!!」


「……何?」


呼び止めるモンスにキラは嫌そうな顔をしながら聞く。


「おかしくないッスか? 前回まで森の山賊一味を倒すぞ! って感じになっていたのに何でいきなり魔王城なんスか!?」


「……」(コクコク)


モンスの疑問にレムスも頷く。


「モンス…… 何を言っているの? 私達、 今まであんな思いをしながらも、 ここまで来たじゃない?」


スミスは首を傾げながら、 モンスに言う。


「いやいやいやいや! あんな思いをした記憶もないッスよ!!」


「ほら…… 目を閉じれば…… あんな事やこんな事…… あったでしょう?」


スミスは爽やかな笑顔で言う。


「全然記憶にないッス!! そもそも、 こんな急展開認めていいッスか?」


「……モンス…… ちょっと…… 考えてみなさい……」


キラはモンスに言う。


「な、 何をッスか?」


「あぁ〰️ モンスは分からないですか〰️?」


モンスの対応を見てニコは呆れ返る。


「いいですか〰️? 私達のレベル、 スキル、 全てカンストしているんですよ〰️」


「そうッスね…… でも、 それがどうしたッスか?」


「……はぁ…… これだけ言っても…… 察しがつかない……」


キラも深い溜め息を吐く。


「つまりですね! 私達は始まりから最強なんですよ! そんな無敵情態の私達が普通に物語を進めても、 ページと時間の無駄なんです!!」


「それに〰️ 敵になる方々は〰️ 私達よりも弱いのに苦戦もしないし〰️ 見所も無いのに〰️ そんな部分を〰️ やっても〰️ 誰も得しないんですよ〰️」


「そ、 そうかも知れないッスけど……」


ニコとサンの説明に納得しきらないモンス。


「……正直…… この『キラーマシンは今日もクズ勇者を殺せない』も…… もうすぐ1年が経つの(令和2年現在)…… 全然話は進まないし…… 勇者も殺せてない…… さっさと…… 勇者を…… 殺さなきゃいけないの…… だから…… 余計な話や実にならない話は…… skipするしかない……」


「ちょ、 ちょっと!! 今度は何の話ッスか!?」


「めんどくさいですね! 御託はいいから、 さっさと逝くですよ!!」


キラ達は魔王城へと乗り込むのであった。

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