キラーマシン お金を貸す
「……ニコのステータスはいいとして……」
キラは咳払いをして言う。
「よくないですよ!! なんでスルーしようとするですか?」
ニコは両腕をバタバタしながら言う。
「そうですね〰️ ステータスはDHFのままですが〰️ 装備は何もありませんね〰️」
「……お金は……?」
「ステータスを見ると〰️ 所持金は〰️ DHFの持ってた金額と一緒ですね〰️ キラ姉さんはおいくら持ってますか〰️?」
「……私は…… 無駄遣いしないから…… 所持金MAXよ…… ニコは……?」
キラがニコに聞くと、 ニコは地面をイジイジしていた。
「どーせ…… どーせ…… ニコは無視ですよ……」
「ニコ姉さん〰️ いくら持ってるんですか〰️?」
「……早く教えないと…… 蹴るわよ……」
キラとサンに詰め寄られて、 ニコは2人と目を合わせようとしない。
「な、 なんですか? このカツアゲみたいな雰囲気は……」
「……ニコ……」
キラが更に圧力をかけるような声を出す。
「えっ……と…… ニコは…… この前のイベントの時に…… 買い物をしすぎちゃって……」
「それで〰️ いくら残ってるんですか〰️?」
「全く持ってないですよ〰️ あははは〰️」
ニコが開き直ったのを見て、 キラとサンは呆気にとられる。
「……はぁ…… 私達は…… 装備買えるけど…… ニコが買えない……」
「まんざら〰️ 職業:バカは間違ってなかったかも〰️ しれませんね〰️」
「……そうね……」
「ちょ、 ちょっと! 2人共悪口は聞こえない様に言うですよ〰️!!」
呆れて話しているキラとサンにニコはプンプンしながら言う。
「……仕方ないわ…… ニコ…… 私がお金をかしてあげる……」
「本当ですか!? さすがお姉ちゃんです!!」
キラの申し出にニコは目をキラキラさせながら言う。
「……金利は…… 十一ね……」(10日で元金の1割ずつで増えていく法外な利息の事)
「ぎゃっ!! どこぞの団子鼻の会長が経営しているヤミ金並みの金利じゃないですか!!」
ニコは驚愕する。