キラーマシン チラリズムとは?
「チラリズムで〰️す!!」
ブサメンエルフの司会がお題を発表する。
「チ、 チラリズム…… だと!?」
勇者はお題を聞いて驚く。
「お姉ちゃん、 お姉ちゃん!! チラリズムってなんですか?」
ニコはキラに聞く。
「……はぁ…… ……チラリズムって言うのは…… 見えそうで見えない…… その辺りがそそられる…… みたいな…… 感じ……」
ため息を吐きながらキラはニコに教える。
「なるほどです!」
「つまり〰️ 今回のお題は〰️ 勇者には〰️ ちょっと〰️ 辛いですよね〰️」
「……どうでもいい……」
キラ達が話していると、 エルフの長老がニヤニヤしながら言う。
「どうしたんじゃ? 勇者ともあろう者がチラリズムごときに臆したとでも言うのか?」
「バ、 バカ野郎!! 俺は勇者だぞ!! チラリズムぐらいでビビる訳がねぇだろ!?」
勇者はエルフの長老に向かって吠える。
「ふん! 威勢だけはよいみたいじゃな! ならば貴様の言う革新派のチラリズムをワシに見せてみぃ!!」
「い、 言われるまでもねぇ!! いくぞ!! 賢者!!」
「はぁ〰️ぃ! やるわぁよ〰️」
勇者は賢者にキャミソールを着せて胸の谷間を強調させる。
「おぉ〰️!!」
会場から歓声がわく。
「どうだ!? ジジィ!!」
勇者は自信満々にエルフの長老に言う。
「甘い…… 甘い…… 甘過ぎる!! お主はただその娘の胸に頼っているだけで、 チラリズムと言うものを何も理解しておらぬ!! ワシ等エルフの叡知のチラリズムを見せてくれる! クリス殿!! 打ち合わせ通り頼みましたぞ!!」
エルフの長老がクリスに向かって叫ぶ。
「な、 なんで…… ボクが…… こんな目にあわなきゃいけないんだ!」
クリスは文句を言いながら男物のワイシャツを着て、 ズボンは履かずに会場に出てくる。
「さぁ! クリス殿!! お願いします!!」
「わ、 わかったよ!」
クリスはそう言うとワイシャツのボタンを3つ程外すと前にかがんで見せた。
「どうじゃ!? 勇者よ!! これが保守派のチラリズムじゃ!! このワイシャツの胸元から見える…… いや、 見えそうで見えないなんとも言えない胸の谷間が本当のチラリズムなんじゃ!! この見えそうで見えないエリアを想像してみぃ!! そこのエリアこそ本来エルフにあるべき姿であるのだ!! 故にワシは勇者にエルフの呪いを解いてもらい! エルフの本来の姿を取り戻すのじゃ!!」
エルフの長老は熱く語る。
「オオオー!!」
会場の歓声は勇者の時の歓声を上回る。
「くっ…… いつもすぐ脱がすからチラリズムなんて…… 考えた事…… なかった……」
勇者は汗を拭いながら言う。
「お姉ちゃん!! すごい戦いですよ!! 勇者が負けたですよ!!」
「ニコ姉さん〰️ まだ2試合残ってますわ〰️ 次の勝負で〰️ エルフの長老が勝ったら〰️ 完全に勇者の負けですわ〰️」
「そうですね! まだ始まったばかりです!! 本当の戦いはこれからです!!」
「……バカ…… ……ばっか……」
勇者とエルフの長老の戦いを見てニコとサンは熱くなる。
それを見て、 キラはただ1人冷たく言い放つ。




