キラーマシン 番外編 〰️ニャズミーランドの1日 昼〰️
ニャズミーランドの開園は10時。
ニャッキー達マスコットはお客様である人間を迎えるために準備をする。
ニャズミーランドの入園料は大人金貨70枚、 子供金貨50枚とややお高めではある。
65歳以上のシニアには金貨60枚、 乳幼児は無料となっていた。
10時になり、 人間達が園内に入ってくる。
『やぁ! 皆! 元気かい? ニャッキーは元気だよ! うん! そうだね! ハハッ!!』
『やぁ〰️ ボクブゥさん〰️ 一緒に牧草を食べよう〰️』
『オレはドンさ! 今日は楽しんで行ってくれ!!』
ニャッキー達は、 人間達と順番に握手をしたり、 写真を撮ったりする。
こうして、 開園から20分。
一通り人間の出迎えを終えると、 ニャッキー達は園内の裏へと戻っていく。
カチッ!
ドンがタバコに火をつける。
『ったくよ〰️! 毎日、 毎日、 何でモンスターの俺達が人間なんかを出迎えなきゃいけないんだよ!』
『そんな事言われても〰️ ボク達が〰️ お金を稼がなきゃ〰️ 魔族にお給料が支払えないんだよ〰️』
『そんな事はわかっているんだよ!!』
ブゥさんの話にドンはキレる。
『まぁまぁ! ドン! 落ち着きなよ!』
ニャッキーがブゥさんとドンの間に入る。
『ニャッキー! お前は何とも思わないのかよ!?』
ドンはニャッキーに突っかかる。
『そうだね! ボク達がモンスターとして暴れたら勇者に殺されて終わりだと思うよ! それを考えたら人間相手に楽しく仕事をしてると思えば気楽じゃないかな?』
『気楽ね? 俺なんかさっきガキにケツを蹴られたんだぜ? ホント、 このクソガキ! このニャズミーランドをお前の墓場にしてやろうか!! って思ったぜ!!』
ドンはタバコの煙をプハーと吐きながら言う。
『まぁ! そう言わないでよ! これからパレードがあるんだから! 気分を入れ替えてガンバろうよ! ハハッ!!』
ニャッキーは笑いながらドンに言う。
『チッ! 仕方ねぇな!! ニャッキー! 次のイベントのパレードは俺がメインでやるからな!』
『わかっているよ! さぁ! 人間が待っているよ! 皆頑張ろう!! ハハッ!』
ニャッキー達はパレードの準備をする。
そして、 パレードが終わるとニャッキー達は昼御飯の時間。
『今日は暑いね! スタミナつけなきゃ午後も持たないからしっかり食べようね!』
ニャッキーはブゥさんとドンに言う。
『ボクは〰️ 荒巻鮭の〰️ ハチミツ和えで〰️』
『俺はハンバーガーにポテト! ビールで!』
『こら! ドン! まだ勤務中だよ! コークにしときなよ! ボクは鰻重(特)で!』
それぞれが昼御飯を注文する。
『おい! ニャッキー! 給料日まで後1週間もあるのに大丈夫なのか?』
ドンはニャッキーの注文した物を聞いて訪ねる。
『大丈夫だよ! さっき人間からおひねりをもらったからね! ハハッ!』
『くそっ! 羨ましいぜ!! 俺なんか昨日麻雀で他のスタッフにやられちゃったからな! 給料日まで質素にいかなきゃいけないだよ!』
ドンはブゥさんを見る。
『お金は〰️ 貸さないよ〰️』
『ボクも無理だよ!! ハハッ!』
『チッ! 仲間意識の低い奴等だよ! お前達は!!』
こうして、 ニャッキー達は昼の部を終えると夜の部を迎える準備をするのであった。




