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キラーマシン サンVSベリアル 2/2

「ふざけるな!!」


ベリアルは自分の手を剣に変化させる。


「器用ですね〰️」


サンは感心しながら言う。


「食らえ!!」


ベリアルはサンに斬りかかる。


「危ないですよ〰️」


サンはベリアルの攻撃をかわす。


「これならどうかしらね?」


ベリアルはサンに再び斬りかかる。


「さっきと変わった様子はなさそうですけど?」


サンは攻撃をかわす体制をとる。


「甘いな!!」


ベリアルの剣が5本に割れる。


「あら?」


割れた5本の剣の1本がサンの眼鏡を吹き飛ばす。


「残念だったな!! 指は5本あるんだ! 貴様の動きに合わせて動きを変えれば変幻自在に貴様を狙えるんだよ!!」


ベリアルは勝ち誇った顔でサンに言う。


「いや〰️ 油断しちゃいました〰️ でも〰️ 便利な指ですね〰️ 野菜を切ったり〰️ お肉を切ったりするのに〰️ 困りませんね〰️」


「強がりを言いおって!」


ベリアルは鼻で笑う。


「それじぁ〰️ 試して…… みますか?」


サンから穏やかな雰囲気が消える。


「くっ! 私が…… 恐れているとでも言うのか……?」


ベリアルの手が震える。


「ね? ここまでにしましょう? 今やめれば命までは取らないですよ?」


サンは氷の様な眼をして言い放つ。


「モンスター風情に!!」


ベリアルは両手を剣に変化させる。


「これなら剣は10本になる!! これなら避けることもできないでしょう!!」


ベリアルは10本の刃をサン目掛けて放つ。


「はっはっはっはー!! 避けられない刃に刻まれて消え失せるがいいぃ〰️!!」


「貴女はバカですね! 避けられないなら…… 全ての刃を砕けばいいだけの事!!」


サンは腰のリボンを取ると槍に変化する。


「うぉりゃぁぁぁぁぁ!!」


サンの渾身の突きがベリアルの刃をことごとく砕いていく。


「バ、 バカなぁぁぁ!!」


サンの突きは、 ベリアルの身体を貫き上半身と下半身を別ける程の威力を見せる。


「ぐはっ!!」


ベリアルの上半身はサンの槍と共に壁に突き刺さる。


「ま、 まさか…… モンスター風情に…… これ程の力が…… ある…… と…… は……」


ベリアルはそのまま息絶える。


「残念でしたね〰️ 貴女の言う〰️ モンスター風情に〰️ 殺されて〰️」


サンはニコリと笑いながら言う。


「サン! 片付いたですか?」


ニコがサンの所へ寄る。


「あっ! ニコ姉さん〰️ 怖かったよ〰️」


ニコに気づくとサンは半泣きでニコに抱きつく。


「何を言ってるですか? 圧勝だったですよ! 口調まで変わってたです!」


「はへ〰️? そうでしたか〰️?」


ニコに言われても、 サンは首をかしげる。


「お、 覚えてないですか?」


「はい〰️ 何とな〰️く 戦ってたら〰️ 勝ちましたから〰️」


サンはニッコリ笑って答える。


「そ、 そうですか……」(サンは怒らせたら怖いタイプですね! 今度から気を付けるです!)


ニコはサンを怒らせないようにする事を心に決めた。

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