キラーマシン ニコVSアザゼル
「モンスター風情? 違うですよ! ロボットです!」
ニコはアザゼルのセリフを修正する。
「どちらでも構わないわ!!」
アザゼルはニコに斬りかかる。
「よっ!」
ニコは難なく斬撃をかわす。
「ちぃ!」
「ほい!」
「くそ!」
「はっ!」
アザゼルの攻撃を見極めているかの様にアザゼルの攻撃はニコには当たらない。
「キラーマシンごときに何故攻撃が当たらない!?」
アザゼルは怒りに身体が震える。
「当たり前です! 私は貴女の攻撃が見えてるですもん!!」
「何だって!?」
「貴方が攻撃する瞬間に腕の角度、 視線、 足の位置全てを確認した上で予測がついているです!」
ニコは笑いながら言う。
「そ、 そんな事あってたまるかぁ!!」
アザゼルはニコの首をめがけて斬りかかるが、 ニコは親指、 人差し指、 中指の3本の指で刀を止める。
「……だから…… 言ってるですよ?」
「バカな…… 何百年と鍛練した私の技が……」
「今度は…… こっちから行くですよ!!」
ニコは首のリボンを取ると鎌に変化させる。
「くそったれ!!」
アザゼルはニコに再度斬りかかる。
「諦めが悪いですね!!」
ニコはアザゼルの攻撃をかわす。
パキィィン!!
かわしたと同時にアザゼルの刀が真っ二つに折れる。
「バ、 バカな!!」
「これで武器は無くなったです!! 諦めて降参する事をオススメするですよ!!」
ニコは鎌を振り回しながらアザゼルに言う。
「私は誇り高い魔族だ!! モンスターごときに負けてなるものか!!」
アザゼルは刀を捨ててニコに飛びかかる。
「残念でーす!」
ニコはアザゼルの首を飛ばす。
「私を殺したければ…… お姉ちゃんくらいの強さがなければ殺せないですよ! ってもう聞こえないですね!」
ニコは鎌をリボンに戻すと、 キラとサンが向かった方へ走り出す。
かと、 思いきや戦士と武道家の所に戻ってくる。
「回復薬を使っておくですね! 戦士さん! お姉ちゃんがニャッキーとのディナー楽しみにしてるですよ!! ちゃんと生きててくださいです!」
ニコはそう言ってから、 キラとサンが向かった方へ走り出す。




