表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
162/211

キラーマシン 商人・盗賊VSアスタロス

勇者達は次の扉の前に着く。


しかし、鍵がかかっており開かない。


「アイツ等…… 大丈夫か……?」


勇者は僧侶と魔法使いの心配をする。


「仲間なんだろ? 信じてやれよ!」


盗賊はそう言うと、針金を取り出し扉の鍵を開け出す。


「盗賊……」


「私はまだあんた達とは日が浅い…… だけど互いが信じあっているのはわかった…… だから…… 私も早くその中に入れる様にしたい……」


「そ、 そんな事言わないでく、 くだしゃい!! 盗賊さんも、 な、 仲間じゃないでしゅか……」


どもりながら商人が盗賊に言う。


「商人…… お前……」


盗賊は商人を見て驚く。


カチャ……。


「!! 開いたぞ! 勇者!!」


盗賊は扉の鍵を開ける。


「よし!! 行こう!!」


勇者達は扉を開けて中に入る。


「おやおやおやおや〰️ せっかく鍵をかけておいたのに」


杖を持った薄気味の悪い痩せた男が開いた扉の先で残念そうに呟く。


「勇者! アイツの相手は私がしよう! お前は先に進んだらいい!」


「盗賊! お前まで!!」


「私も僧侶と魔法使いと同じ気持ちだ! バフォメットを倒すのに無駄な力を使うべきではない!」


「盗賊しゃん! わ、 私も手伝いましゅ!!」


商人も残る事を名乗り出る。


「バカ! お前は戦闘に参加するタイプじゃないだろうが!!」


勇者は商人に怒鳴る。


「で、 でも、 盗賊しゃんの援護ならできましゅ!! この旅でアイテムたくしゃん集めてきましたから!」


商人は道具袋のアイテムを勇者に見せる。


「どう見ても呪文を使うタイプだ!! 呪文で攻撃してくるならアイテムを使って戦う方が戦いがやすい!」


盗賊は商人と戦う事を了承する。


「……ったく…… 無理はするなよ!」


勇者は諦めて、 盗賊と商人に任せる事にした。


「おやおやおやおや〰️ 先には行かせませんよ!」


爆撃呪文を唱える。


「やらせないでしゅ!!」


商人は鏡を取り出し、 男の放った爆撃呪文を跳ね返す。


「今だ! 勇者! 行け!」


「任せたぞ!」


勇者達は爆煙が舞っている間に男の横を通り過ぎる。


「あちち…… まさか、 僕の呪文を跳ね返すなんて怖い事をする…… おやおやおやおや〰️? 勇者がいないですね〰️ おまけに、 2人しかいないなんて〰️」


男は勇者がいなくなっている事に驚く。


「そう言うなよ! お前みたいな腐れDTがこんな美女2人に相手してもらえるんだ! 幸せだろう?」


盗賊はニヤリとする。


「おやおやおやおや〰️ ずいぶん口の悪い女性だ事! このアスタロスに向かって何て事を言うのでしょうか! お仕置きが必要ですね!」


アスタロスは杖を盗賊と商人に向ける。


「商人! 私がスピードで奴に攻撃する!! 援護は任せたからな!!」


「は、 はい!!」


盗賊はそう言うと、 一気にアスタロスに向かう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ