キラーマシン 勇者の為に薬を作る②
「とりあえず〰️ これで良しですね〰️」
「あ〰️ 早く帰ってお風呂に入りたいですね〰️」
「…そうね… 早く帰らないと勇者の風邪が治る…」
「それは一大事です!!」
キラ達は急いで勇者の元に戻る。
「…早速… 毒を作る…」
「マンドラゴラを〰️ 細かく刻みますね〰️」
サンはマンドラゴラを包丁で細かく刻む。
「ユグドラシルの実はどうするですか?」
「…とりあえず… 茹でる…」
ニコのユグドラシルの実を鍋に入れる。
「…ついでだから… カエルモンスターの卵と… モンスターGを粉末にした物… 入れる…」
キラは粉末の入った瓶を取り出す。
マンドラゴラとユグドラシルの実を乾燥させて、更にすりつぶす。
そこに、キラの持って瓶の中身を混ぜる。
「…できた…」
「これで、 勇者を殺せるですね!!」
「じゃぁ〰️ 勇者に飲ませましょう〰️」
キラ達は勇者の部屋に行くと、勇者はベッドで横になっていた。
「…勇者様… 風邪(毒)薬… 持ってきた… 飲んで…」
「私達が、薬について調べて(色々)調合したのでコレで良くなるですよ!」
「(死ぬので) 身体が楽になります〰️」
ニコとサンは笑いなから、勇者に薬と称した物を渡す。
「そうか… 悪いな…」
「お水です!」
勇者が身体を起こすとニコがすぐにコップを渡す。
「それじゃ、 洗面所で飲んでくる…」
勇者はフラフラしながら洗面所に行く。
(…洗面所が… 墓場…)
(そのまま、下水に流れろです!)
(勇者〰️ さよなら〰️)
そんな事を思っていると、勇者が洗面所から戻ってくる。
「悪いが、 もう寝るから… 部屋から出ていってくれ!」
「!? は、はい〰️」
3人は部屋から出る。
「何で平気なんですかね?」
「おかしくないでしょうか〰️?」
「…確かに… この毒薬なら… 1グラムで… ドラゴンすら… 殺せるはず…」
3人は解せぬまま朝を迎える。
翌朝。
「大変だー!! 町の用水路にいたトカゲモンスターが全滅しているぞ!!」
町の人の大声で、キラ達が外に出ると、トカゲモンスターが何匹も浮いて流されていた。
「どういう事でしょう〰️?」
「不気味ですね!」
「…謎ね…」
3人は知らない。
昨夜。
「俺… 粉薬飲めないんだよな… とりあえず、用水路に捨てちまおう!」
勇者は、キラ達に渡された(毒)薬を窓から用水路に投げた。
すると、そこに1匹のトカゲモンスターがあくびをしていて、(毒)薬がトカゲモンスターの口の中に入る。
そのトカゲモンスターは一瞬で昇天した。
そして、そのトカゲモンスターを数匹のトカゲモンスターが共食いをして、 数匹のトカゲモンスターが毒によって死ぬ。
さらに、その数匹のトカゲモンスターをまた、別のトカゲモンスターが共食いして死ぬ。
これが朝まで続いた事により、町の害虫扱いされていたトカゲモンスターは一晩で全滅したのであった。




