間奏 二人の爺いと若いの少し
ある晴れた日の午後、見張らしのいい広場に置かれたベンチに腰掛けながら、二人の老人が机を挟んで盤戯に興じていた。
ここは、ジギスムント帝立学院の院内にある野外修練場で、普段は騎士や伐剣者を志す若者達が汗と涙と教師への恨み言を持って訓練に明け暮れている場だが、今は夏期長期休暇中とあってただ風とそれに揺られる木々の声のみが聞こえるだけだった。
いや、片方の老人の唸り声もまた、間断なくその口から発せられていた。
「ムムムムム。いや、イカンか。…ウーム、どうしたもんかの」
「お主、相変わらず頭を使う遊戯は下手じゃな。本当に、近衛の騎士団長をしていたのか?」
「うっさいわい。大体、この盤戯が頭だけで勝てるものか。さっきから、お主の引く札は良いものばかりで、儂はクズばかり。不公平じゃ不公平!!」
大体、中盤まで来たのだが、ハッキリと言って戦況は不利も不利。儂の方が、攻め立てられている。
グッ、ここからどう挽回するか。…この盤面ごと、目の前でしたり顔をしている、こやつに投げつけるか。
「ご歓談中、失礼します。同席させてもらってもよろしいですか?」
「おお、レオではないか。勿論じゃ勿論じゃ。どうじゃ、学院での生活は?このヨーゼフのくそ爺いの世話まで任されて、大変ではないか?」
「誰が、悪たれ爺さんじゃ。性格の悪さでいったら、ジグムンド。お主の方がよほど、くそ爺いだろうが」
「おーおー、吠えよる吠えよる。分かったから、さっさと手を進めんかい。儂がいくら待ってると思ってるんじゃ」
そう性格の悪さが滲み出るように言い放つと、レオに座るように勧める。
言い返そうかと思ったが、今は儂が攻められている時。ならば、レオよ。その爺いとタップリと話して時間を稼いでくれ。その間に、儂は妙手を考えるからのぉ。
「ありがとうございます。しかし、宰相閣下。本日は如何なる御用でお越しになったのですか?それに、護衛の者も離されているようですし」
「何、ちと内々に話しておきたいことがあってな。それに、この場にはコヤツがおる。コヤツで対処できないなら、儂の連れてきた護衛ではどうにもならんよ」
「そのような場に、私が居てもよろしいのですか?何でしたら、席を外しますが」
内々の話と聞き、この場を離れようと動こうとする。
しかし、ジグムンドは好好爺然とした顔でレオを止めると、儂の横に座るように再度促した。
少し悩んで儂を見るが、今はそれどころではない。儂がこの駒をこう動かしたら、ジグムンドはこう来る。なら、場にある遺跡の方に伐剣者の駒を進めて札を引いてから、攻めの体勢を作るか。
ウーーム。運が絡むが、ここから攻め直すには、それしか手がないか。いや待てよ、先にこちらの学者の駒を動かす方がいいか。
「構わん構わん。どちらにせよ、お主には後からヨーゼフが話すだろうし、聞いて疑問があれば儂に聞いてくれれば、意思の齟齬は無くなるからの。そういえば、さっき学院長の奴と会ってから、教職員室に行ったがお主は居らんかったの。何かあったのか?」
「いえ、少し進歩状況の遅い学生に補講をしていまして。せっかく、ご足労頂いたのに、申し訳ありませんでした」
「なに、普段は座っての仕事ばかりじゃし、こういう時に歩いておかなんだら体が鈍って仕方ない。だから、気にするでない」
カハハと笑い、「さっ、座った座った」とレオに言う姿は、本当に物分かりのいい爺さんの顔じゃが…。
本当に、なーにを言っておるかと、小一時間問い詰めたい。さっき、儂がおらなんだら、どこに行っておっただの、無駄に歩かせおるから疲れただの、グチグチグチグチと五月蝿かったろうが、まったく。
おっ、この騎士の駒を前に出して、歩兵の駒との間を詰めておけば、ジグムンドの奴がどう打っても、儂の次の手が一手早くなるか。よしよし、この手にするか。
そう考えて、騎士の駒を動かすと、間髪いれずに学者の駒を動かされ、街に入られる。
まさか、そっちが本命とは。てっきり、儂と同じで伐剣者の駒で遺跡に入るかと思っとたのに、これで手札に良いものが出たら、さらに後手になるぞ。
そう考え、技術札から一枚引くジグムンドを見ていると、奴は儂の顔をみながらニンマリと笑ってその手を晒す。
新しい戦術理論、じゃと!!これで、奴の騎士駒が進めるマスが増えよった。ま、不味い。これでは、儂の考えていた手では、防ぎようがない。
えーい、手札を切ったのは誰じゃ、って儂か。それなら、ここまで、あやつに良い手ばかりいくなんぞない。何かイカサマをしてるに違いない。イカサマじゃイカサマ。
「イカサマではないぞ。儂の日頃の行いを天が見ているからこそ、こういう時に運も味方するのよ。激務から離れ、日々旨い酒と旨い飯をたらふく食っとるだけのお主には、運も味方せんわい」
「何が日頃の行いじゃ。それなら、天も儂の方に味方するはずじゃ。常に、腹の中に黒い塊を仕込んで歩いているようなお主がよく言うわい」
「ヨーゼフ様もジグムンド様も、それくらいで。というより、わざわざ学院までお越しになったのです。何かあったのですか?」
もう少し、言い返してやろうと思ったところで、レオの奴が止めに入った。
グムム、コヤツにはもう少し言っても言い足りないのじゃが。ふん、今日のところは、レオに免じてこれくらいにしておいてやるか。
というより、儂を見つけてから今まで、ジグムンドとは盤戯をしているだけ。コヤツ、一体何しに来たんじゃ?
「東が荒れた」
「ほぉ」
さては、内々の話なんぞと格好つけておったがサボりか。そう疑いの眼を向けていたのじゃが、違ったようじゃな。
南北に西と来て、とうとう東か。
「東、ですか。これで東西南北、全てに動きが有ったことになりますね。やり方は同じで?」
「うむ。領都ではないが、それなりに重要な街で騒ぎを起こして、その間に立ち入りを禁じている遺跡が荒らされておった。ただ、いつも通り、入り口を封じてある壁が破壊されているだけで、それ以外は被害がない。街の住民にも、多少の不自由はあったようだが、身体・生命に被害はなかったようじゃな」
ジギスムント帝国が出来る遥か以前から存在する遺跡。一応、国の方でも遺跡の内部を色々と調べはしたが、特に遺物やらが見つかるような事はなかった場所が荒らされる。それも、街を襲うという陽動を使ってまで。
犯人連中は、その遺跡に入り、何やらしてはいるようだが、目的が分からんな。
「同じ手口から見て、やはり同一犯の犯行でしょうね。では、今回も犯人又はそれに関わっている者の捕縛は出来なかったのでしょうか?」
「いや、それが今回は収穫があった。街を占拠していた不逞の徒を軍が捕縛した。それも、一人残らず、じゃ」
ほぉ、今まで尻尾さえ掴ませんかった者共を捕まえるか。ジグムンドの奴が何か手を打っていたのか、それとも。
「誰じゃ?」
「ルカ・シュナイダー」
ルカ・シュナイダー。確か、数多いる帝国騎士の中でも、俊英として名高く、新しきを取り入れる革新的性格の持ち主じゃったか。
その名声に違わず、儂が軍を去る少し前に、若くして赤布を授かっておった。その時にも、帝国全域に即座に移動できるように、新たな部隊を創設する事を進言するなど、軍改革に積極的に動いておったか。
ということは、今回、騒動の犯人を捕まえることができたのは、その新しい部隊の成果なのか?
「なるほど、ルカ殿の特殊戦術部隊でしたか。話だけ聞いていましたら、確かに面白い案であり、やる価値があるとは思っていましたが。いやはや、出来て間がないにも関わらず、もう成果を出したのですね」
「なんじゃ、レオ。知っておるのか、そのなんたらという部隊を?」
「特殊戦術部隊。通称、特戦隊ですね。詳しくは私も知りませんが、帝国全土に即座に動けるよう、色々と制度を整備してできた部隊だとか」
そんな部隊が出来ておったのか。知らんかったのぉ。しかし、早速に成果を上げるとは、これで部隊としての有用性はある程度証明されたか。
今までの事件と関わっていた者と同じ人間とは限らん。が、それでも、これで少しでも情報を得ることが出来るか。
「部隊としては、西が荒らされた際に出来ておったが、北と南の時は大した成果が上げられなかったのにの。それが、東では大金星となる関与者の一網打尽じゃ。ルカも、今回はかなり作戦を練ったのであろぅのぉ」
「……それで、どれ程の者をその部隊に入れておるんじゃ?」
「副官級の者を二名。実働部隊員に複数名、じゃな」
ジグムンドの言葉に、どうも引っ掛かるものがあったので確認してみると、案の定の答えが返ってきたわ。相変わらず、食えない爺いじゃわい。
そう心の内でベロを出すと、近衛騎士の駒を動かした。
「失礼ですが、何か気になる点でもあったのですか?」
「いんや、何もない。何もないが、一部隊を新たに創設し実働させておるんじゃ。念のためというやつじゃよ」
「レオよ。信頼というものは一朝一夕で得られるものではない。絶えず積み上げる信用の上に成り立つものじゃ。コヤツは、ルカという者が、真に信頼足り得る者かを常に見続けるようじゃ」
そう言ってやると、ジグムンドは穏やかそうに笑い、儂の城郭を狙える位置に司祭駒を動かした。
…なるほど、コヤツは今回捕縛した者もまた陽動ではないかと疑っておるようじゃな。そうして、陽動に乗っていると見られれば、即座に帝都ガルフベルンが狙われると。
「さてさて、そこまでは言ってはおらんよ。儂は、すべてを見透す神ならぬ、か弱い老人じゃ。じゃから、俗世に起きる出来事の一つ一つが怖ぁてのぉ。怖いからこそ、人の身で打てる手は、打てるだけ打っておこうとしてるだけじゃよ」
「よく言うわ。昔、儂が近衛に配属された時、宰相府にいたお主から信頼されるまで、どれ程の信用を積み上げたと思っとるんじゃ」
「人聞きの悪いことを言うでないわ。儂は、お主を見た瞬間にピンときたぞ。コヤツは、信頼できる奴じゃとな」
「嘘をつけ、嘘を」
まったく、いけしゃあしゃあと口からでまかせを言いおってからに。
そう、内心で毒づきながら盤面を見ると、このままでは次の一手、いや歩兵が守ってくれておるから二手か。それでも、二手ほど後に儂の方の陣を破られ、城郭をも突破されるじゃろう。
となると、最早完全に運任せになるが、伐剣者駒を城郭へと移して札を引くか。
そう考えると、二駒あるうちの一つの伐剣者駒を城郭へと移動させた。
「それしか、手がないわな。さてさて、ヨーゼフよ。運は、お主に味方するかな」
五月蝿い奴じゃな。
儂の方が圧倒的に不利じゃからといって、余裕綽々な態度でこちらの方を見るジグムンドの奴に、軽くこめかみがひくつくのを感じた。
いかんいかん。心乱れれば、運も離れていくわい。
一つ深い呼吸をすると、伐剣者札に手をかける。
せめて、Sランクの札が出てくれよ。いや、この際、贅沢は言わんから、SSランク札よ出でよ!!
そう念じて札を引き、書かれている文字を見ると、自然と笑いが出てくる。
「フフ、悪いのぉジグムンド。ここに来て、運は儂の方を向いたようじゃ」
「…ほぅ、ワイルドカード。『切り札』か」
ワイルドカード。
伐剣者というのは、国に縛られない存在とはいうものの、基本的に自分の生まれ育った国を活動拠点にしている。
つまり、誰がどこにいるかは、調べれば簡単に知ることができる。さらに、国や領に何かあれば依頼を出して行動してもらえるよう、その全員の所在についてはギルドの方から随時連絡が入るといった協力体制は出来ている。
それを反映してか、手札にはあるのは、そのほとんどがSSからFランクのものばかりで、この手が出たとしても動けるマスの範囲が変わるという違いしかない。
したがって、それらの札を引いたとしても、戦局を覆す決定打にはなり得ない。
だが、ただ一枚。一度だけ、打ち手の望むあらゆる場所に移動できるようになる、特別な札が入っている。
外からの来訪者。思考の埒外にある者。人々の求める自由なる伐剣者。故に、切り札。
「フーム。こうなっては、攻め方を変えねば、こちらの方が危ういかのぉ。さてさて、どうしたもんか」
「グフフ、さあさあどうする。今の儂は運をも味方につけて、絶好調じゃぞ」
うむうむ、やはり日頃の行いが良いのは儂の方じゃったな。ここぞと言う場面では、これぞという札を引くことが出来たのだから間違いない。
そう考えながら、揉み手をしながら盤面を眺めていると、誰かこちらに来る気配がする。それも、近づいてくるのがかなり速いようで駆け足のようじゃし、何かあったかの?
儂と同じく気づいていたレオが、そちらの方を見ていると、ジグムンドも視線を向けて様子を見る。
すると、建物の扉がバンと開いたかと思えば、一人の女性がこちらの方に走ってきているのが見てとれた。
格好から見ると、うちの事務員のようじゃが、あの慌てようは何かあったのかいの。
城からの連絡があったなら、ジグムンドが連れてきた護衛が駆け寄ってくるじゃろうし、ということは学院の方で何か問題でもあったかの?
頭の中で色々と考えている間にも、その事務員は全力で駆け寄って来る。そうして、目の前まで来て止まると何か言おうとしてはいるが息切れで肩を上下させ喘いでいた。
「なんぞ問題でもあったかの。あー、エリーさん、じゃったかな?」
「ゼェハァ、そ、そうです。エリー、です。スー、フー、ハァー。宰相閣下も失礼します。あっ、あのですね。今、市民の方から連絡がありまして、うちの学院生が少々、その、なんと言いますか」
「問題でも起こしおったか?」
ふむ、市民からの連絡ということは、学院生同士の喧嘩か、悪所への立ち入りなんかかのぉ。とにかく、街中で問題を起こすなんぞ、いただけん奴じゃ。
レオとジグムンドも儂と同じで眉をしかめて、エリーの方を見ていると、慌てたように両手を振って否定する。
「ち、違うんです。その、本当に何と言うか、…歌ってるんです、大声で」
「はっ?」
「その、城壁の外に、国が幾つか広場を設けてますよね。その一つで、うちの学院生が木陰に座って大声で校歌を歌ってるんです。それで、その姿があまりにもシュールと言いますか、見てられないので、学院で対処して欲しいとのことです」
「なんじゃそれは。それならば、別に構わんではないか。広場で歌ってはいかんという定めもなし、歌うなと強制する方がどうかしておるわい」
そう言って、放っておけといって盤戯に戻ろうとするも、エリーは「何とかお願いしますよ~」と言って食い下がってくる。
そうして、引き下がる様子がないことから、レオの奴が助け船を出しよった。
「何か理由があるのですか?」
「その、事務って、市民の方から苦情が入りやすい場所なんですね。それで、苦情に対処する姿勢を見せなかったら、さらに突き上げが来るんです。ですから、私共としましても、出来れば動いて欲しいんです。助けると思って、お願いしますよ~」
「それなら、エリーさんが行って首根っこを掴まえて退かせばよい。事務員だからといって、遠慮することはないぞ」
そう言い放つが、どうにもその場を動かない。はて、お主がやっても良いと言っているのに、どうしたんじゃろうか。
こちらを捉えて、テコでも動かさない視線に根負けする形で、もう少し話を聞くことにする。
「はぁ、一体どの学院生じゃ」
「イェッセン公のご嫡男です」
官僚学部に所属する、奇行癖のある生徒か。
ただでさえ普通の生徒と毛色が違う上に、五公の一角イェッセン家の嫡男とくれば、規則上は問題なくても精神的にやりづらいか。
一応、公からは学院の規則通りにしてくれて良いとのお墨付きは貰ってはいるものの、一事務員にそれをやれと言っても、少々酷じゃな。
そう考え、どれ仕方ないとばかりに腰を上げ、ジグムンドの奴に詫びの一言を言う。
「まったく、暇な者も居るもんじゃの。悪いの、ジグムンド。勝負はまた今度じゃ」
「なに構わん。今のお主は教職にある身。生徒の事を第一にするのは当然よ。しかし、近衛の中では厳しい教官と恐れられていたお主が、今は生徒の歌を止めに行くため頭を悩ませる。面白いのぉ」
「五月蝿いわい。これでも、そこそこに神経は使っておるのよ。しかしのぉ、生徒にも色々おって、近衛に来るような感じの者ばかりでないから、どうにもやりづらいわい。こういうものが上手い者もおるにはおるが、今は学院にはおらんしのぉ。今度、コツでも聞いておくかの」
今は遥か南にある国に、生徒を連れて帰っているはずの伐剣者の顔を思い浮かべながら言う。
あの男、あれでなかなかに柔軟で、生徒の心の機微というか、痒いところに手が届いているというか、スルリと生徒の心に入るのが上手い。
流石は、伐剣者といったところで、頭の固い儂ら騎士出の者には思い付かん方法を取りよるからの。
その方法も、目に見える形で成果を出しておるから、理には叶っておるのじゃろう。
あのルディ・ホルクを立ち直らせ、前向きにさせたという点だけでも、その手腕は評価されてしかるべきである。その手腕を見込んで、問題のある生徒をすべて任せたいと思ったほどじゃ。
ただ、こちらとしても、教える者としての矜持からそんな事はせんが、コツなり教え方なりくらいは聞いても良いじゃろう。
「ふむ、お主が言うからには、それなりの者なんじゃな。ちなみに、それは南から来たという伐剣者か?」
「なんじゃ、知っておったのか」
「当たり前じゃ。曲がりなりにも、学院は次世代を担う若人達が集う場所。そこに働く者はすべて、調べさせて連絡は受け取っているわい」
いや、普通は宰相の地位にある者が、調べさせ連絡を受けるような事ではないからな。加えて、帝国に広がる情報網から、ありとあらゆる報告を受け、記憶に留めているんじゃから、化物としか言いようがない爺いじゃな。
まったく、コヤツの頭はどうなっているのか、いっぺん頭をかちわって覗いてみたいものじゃ。
「さてと、話も尽きぬところだが、そうもいかぬか。待たせて悪かったの、エリーさん。その広場に案内してくれるかの」
「は、はい。本当にありがとうございます」
そう言って立ち上がると、ふと先程引いたワイルドカードが目に入った。
ふむ、思考の埒外にある者、か。さてさて、儂なら、ここからどのような手を打ったか。
自由なる伐剣者に、ジグムンドが示唆した帝都を狙う黒い影。
帝都を除く四方で事件があったのじゃ、ルカが捕まえた者がすべてでもう終息したという呑気な考えをするわけにはいかんな。
頭に引っ掛かったそれらの事を考えながら、足早に先を進んでいるエリーに遅れることなく付いて行く。
夏の日差しが和らぎ始めた季節。秋の嵐は未だ遠い。
◇◆◇◆◇◆◇◆
一応、後の話でも出そうと思っていますので、軽くではありますが、今考えている盤戯の説明を書いておきます。
だだ、もしかするとですが、後で変更するかもしれませんので、その時は荒い設定だったんだなと、笑って流してやってください。
【盤戯】
・駒の種類
兵士=将棋の歩と同じ動き
騎士=将棋の桂馬と同じ動き
近衛騎士=将棋の金将と同じ動き
学者=将棋の香車と同じ動き
伐剣者=将棋の王将と同じ動き
司祭=将棋の角行と同じ動き
将軍=将棋の飛車と同じ動き
大王=将棋の龍王+龍馬と同じ動き(ただし、取られると負け)
・札
伐剣者のランク札
魔術札
秘宝札
技術札
e.t.c
・特殊な場(このマスに止まれば、札を引くことが出来る)
遺跡
危険領域と準危険領域
城郭
山岳
街
e.t.c




