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変わり者の伐剣者  ~教師生活は思った以上に大変だ!!~  作者: 源五郎
第二章 教師生活一年目 ―夏期長期休暇
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間奏 ある日のホルク一家


「ちくしょう!!これもダメだ!!」

「だぁ!危ないだろうが、親父!!」


 丹念に叩き上げ、焼上げをしたばかりの刀。

 しかし、その出来映えは、決してオットーさんの望むものではなかったようで、金槌を叩き下ろし刃を折った。

 折れた刃先がディルクさんの方に飛んだことで、喧嘩になっているが、この光景を見るのは何度目だろうか。


「お姉ちゃん…」

「うん。今日のも駄目だったみたいだね。しっかし、本当に先生の言うように刀を後期の授業から使えるようになるのかなぁ~。…まっ悩んでてもしゃーないし、ルーも暫くはその木刀ってやつでしっかりと基礎を覚えよっか」


 普段の授業とは違い、ここには知っている顔触ればかりだからか、お姉ちゃんは完全に気を抜いてしまっている。

 そのため、いつもは十重二十重(とえはたえ)に被せてる猫を完全に脱ぎ捨てて、家で過ごしているような喋り方になっていた。


「はぁ、オットーさんとディルクさんの喧嘩。…長そうだし、帰って練習しよっか」

「えっ、でも。それなら、挨拶ぐらいはしていった方がいいんじゃ」

「ん~、いいんじゃない?二人とも大分熱くなってるみたいだし、何言っても聞こえないと思うよ。それに、待ってたら多分だけど日が暮れるやつよ、あれ」


 そう、椅子がわりに使っている木箱の上で、背を丸め呆れたように半眼になりながら呟く。

 たっ、確かに段々とヒートアップしてきているし、前回もその前もすごく長く喧嘩していた。

 最初のうちは、工房の皆もお姉ちゃんや僕も止めてたけど、回数を重ねるごとに、もう皆もどこ吹く風で自分の仕事に邁進していて、顔も上げていない。


 …い、いいのかなぁ。

 そう悩んでいると、木箱から降り、鍛冶場から出ようと歩き出しているお姉ちゃんに呼ばれた。


「ルーも帰るよ。って、そんなに気になるなら、ここで大声出せばいいよ。帰りますねー!!!!また、来ます!!!ほら、ルーも」

「むっ、無茶言わないでよ、お姉ちゃん」

「なーに、言ってんの。これも練習練習。いい、伐剣者ってのは、顔と声が大きくないと舐められるのよ。ほら、ハーン先生だって、授業の時は顔も声も大きくなるでしょ」

「意味が分からないよ。えっ、本当に何を言ってるの」


 声が大きいはまだ分かるけど、顔が大きいって一体なに?

 なに、良いこと言ったみたいな顔でこっち見てるの?…あっ、こういう顔の状態が顔が大きいってこと?

 えっ、ますます無理だよ。


「あの、その…。帰りますね」


 結局、お姉ちゃんの言ってることが、よく分からないまま、自分の出せる精一杯の声を出す。

 だけど、その声はオットーさんとディルクさんの大声と、他の職人さんの金槌の音に打ち消され、届く前にかき消えていった。



「たっだいまぁ~」

「ただいま」


 お姉ちゃんの大声に続くように帰って来た挨拶をして居間へと向かうと、僕達を迎えるようにお母さんが台所の方から出てきた。


「お帰りなさい。あら、二人のその様子だと、今回も駄目だったの?」

「うん、そう。で、オットーさんとディルクさんの喧嘩が始まったんで帰って来た」

「あらあら、本当に仲のいい親子だこと」


 お母さんは、頬に手を当てながら、そう言って笑う。

 えっと、よく喧嘩するのって仲がいいって聞くけど、そうなのかな。あまり、喧嘩というか、感情を表に出せない僕にはよく分からない。

 もっと、お互いに笑い合ってる方が仲がいいと思うけど、…違うのかな?


「それで、いつも通りルーと練習しようかなって帰って来たの。ルーの木刀と私の練習用の斧、取って行ってくるね」

「昔より今の方が練習に熱心ね。やっぱり、伐剣者になってみると、自分に足りないところが見えてくるかしら」

「ん~、私は昔から練習にも熱心だったと思うけど?まあ、それより、ディーの奴が先生と一緒にシュラフスに行ってるでしょ。アイツも、そこそこの訓練を受けて帰ってくるだろうし、そこで私だけなにもしてなかったら、『悪ぃな、アーニ。もうお前の知ってる俺じゃねぇんだ。お前より一段先に行っちまったんだよ』とか、ドヤッてきそうで嫌なの」


 斜に構えて腕を組み、声色を真似ながらそう言うと、余りに似ていたのか、お母さんが吹き出し笑った。


「アハハ。本当に仲がいいわね、あなた達。さてと、それじゃあ少し早いけどお昼にしましょうか。食べてから行ってらっしゃい」

「はーい。あっ、そういや、そろそろお父さん帰ってくる頃かな?」

「ああ、そう言えばさっきギルドから連絡があって、もうすぐ帰ってくるそうよ。そうねぇ、夕方くらいには家に帰ってるんじゃないかしら?」

「ホント!!じゃあ、今日の練習は少し早い目に切り上げよっかな。ルーもそれでいい?」

「う、うん。いいよ」


 お姉ちゃんとお母さんの会話で、心臓が踊る。

 依頼で危険領域へと行っているお父さん。僕が、学院に入って少しして行ってるから、もう数ヶ月会ってないことになる。

 出掛けるときは、多くは言わなかったが、それでも何時ものお父さんらしくなく、どこか心配そうな心残りがあるような目をして出ていった。

 あれから、自分では成長したつもりになっているけど、お父さんから見たらどうだろうか。

 僕は見ていないが、通信簿。成績評価とは別に、先生が私信として書いたものを見たとき、お母さんは嬉しそうに泣いて、「頑張ったわね」と言ってくれたが、果たしてお父さんもそう言ってくれるだろうか。


 色々な考えが浮かんでは消えていくなかでお昼を食べ終えると、木刀を持ってお姉ちゃんと一緒に練習へと出ていった。



 ――――――帝都ガルフベルンをグルリと囲む城壁を出ると、いくつかある広場の一つに向かう。

 昔の、人の領域が曖昧だった頃と違い、今は街道沿いは別としても都市や街、村の周辺の安全は保障されている。昔のように、壁に囲まれて生活するだけではどうしても参ってしまうので、憩いの場として、自然と親しむ場として国が整備し人々に解放していた。


 本当は、ギルドの練習場を利用しようとしたのだが、どうしても人の目が気になって集中できなかった。

 気が散っている僕に気付いたお姉ちゃんが、ちらちらと僕達を見ている人に話をしに行って理由を聞くと、僕の木刀と動きが独特で興味があったという。

 おそらく、ジギスムントに一本しかない刀を模した木刀と先生の残していった走り書き通りの動きをしていると、…目立つ。他人がしていたなら、僕も間違いなく見ると思う。


 分かっている。学院の同年代の人間と違い、僕の事を詳しく知っている人は少ない。また、知っていたとしてもギルドの練習場人間といる人は僕より強く、さらに上を向いて自分を鍛え上げようとする人ばかり。

 誰も、ルディ・ホルクという人間や過去を見てはいない。見ているのは、その動き。有用なら自分にも取り入れるという、ただその思いで見ているのだろう。


 自意識過剰というのは分かっている。分かっていても、見られてもいないその視線に、今はまだ耐えられず、こうして外に繰り出して練習することになった。

 それに、何か言いたいであろうお姉ちゃんも、「そっか」と言うだけで付き合ってくれる。正直、甘えている部分があるのも自覚している。だけど、もうちょっとだけ待って。必ず、必ず心も鍛えて強くなるから。


 自分に言い聞かすが、それはあくまで自分だけの決意であり思いである。他人から見たら、今の自分はどう映っているのだろうか。

 そう考えると、脳裏に一人の影が浮かんだ。…昔にあった事件から、完全に付き合いが絶えてしまった友達。その友達は、きっと今のこんな僕を見たら「甘いっ」って叱咤するだろうな。


 そんな思考が雑念になったのか、振るう刀と動きに乱れが生じてしまい、お姉ちゃんから声が掛かった。


「コラッ!!武器を振るときに、他の事を考えるなって言ってるでしょ!!」

「ご、ごめんなさい」

「全く。今は一つの事に集中集中!!先生の残していったメモ通りに、キチンと繰り返しやるのよ。刀を振るときは、左半身を意識する!!左手左…えーと」

「左半身、特に重要な左手左腰左足を意識する。対して、右手は木刀を振るときは舵の役目。木刀を振るとき動くときに、足はベタ踏みではなく踵を上げる」

「そっ、そうよ。その通りにキチンとやるの。ボーとしてる暇はないわよ!」


 夏期長期休暇に入ってから、何度も何度も繰り返し見たメモの内容を思い出しながら、お姉ちゃんにそう言う。

 先生から直接渡された時、「字だけじゃなんだから、簡単な絵を描いたけど、その…却って分かりづらいかな」と言われて確認すると、丸とその下に縦横斜めに線がいくつか書いてあった。

 …えっ、絵?数枚の紙には、丸と線が沢山書かれていて、その横に字が書いてあるだけで、絵らしい絵はどこにもない。いや、…もしかして、この丸と線を繋げてみると、隠し絵が見えるとかそういうのかな?


 そうマジマジと見ていると、先生からこれは丸が頭で線が手足の棒人間という物だと説明された。

 ぼ、棒人間。何だろう、言葉だけを聞くと、とても不気味に聞こえる。

 得たいの知れないモノに触れてしまったように固まっていると、それに気付いていない先生は、このメモの見方を一から説明してくれた。だけど、そんな状態なので、最初から頭にストンと入ってくることもなく、結局は二度三度と説明をしてもらうことになった。

 その後、絵で書いたものではよく分からないので、先生に実演してもらい、見よう見まねで僕が実際にやってみて注意を受けた部分を書き足して、夏期長期休暇の間にやるべきもののメモを完成させた。


 そして、最後に先生から言われた通り、動きやメモに書いている内容を何度も何度も繰り返し見返し、頭だけでなく体も覚えるようにしてきた。

 今はまだ完全にはできていない。明日にも、まだ求められる水準まではいけないかもしれない。だけど、次に先生と会ったときは、今より少しでもマシになっているようにしたい。

 だからこそ、今この時を必死に練習しよう。


 そう自分に言い聞かせて、正眼に構え心を落ち着かせると、自分の内にある雑念を払うように刀を振るった。



「たっだいまぁ~」

「…た、だ、いま」


 お姉ちゃんは、いつもと変わらずに帰って来た挨拶をしているが、僕にはそんな元気は残っていなかった。

 …そう言えば、お昼頃にも同じような感じだったけど、お姉ちゃんの体力は一体どうなってるのだろう。

 学院で、先生の授業を受け終わったときは、僕だけでなく全員が疲労困憊って感じになってるんだけど、授業とは何か違うんだろうか。

 そう、不思議に思いながらお姉ちゃんの背中を追って、居間へと入っていく、と。


「お帰り。アーニ、ルー」


 お腹に響くような低音がお帰りと迎えてくれた。

 そこには、武器は下ろしているが、まだ土埃にまみれた鎧を身に付け、危険領域での依頼の残り香を漂わせながら、お母さんと向かい合うようにして立っているお父さんがいた。


「父さん!!もう、帰ってたの!!」

「ああ、ついさっきだが、やっと帰ってこれた。二人とも、元気にやっていたか?」


 日に焼けた顔を少し綻ばせながら、こちらの方を優しく見つめる顔。目の前に立てば、自然と背筋が伸びるような覇気を纏っている立ち姿。

 間違いない、お父さんだ。やっと、帰ってこれたんだ。

 

 お姉ちゃんは、お父さんに駆け寄り抱きつくと、嬉しそうに色々と話しているが、僕は足が前に進まなかった。

 お父さんが出掛ける前に見せた心配そうな顔。あの顔を、またさせてしまうのではないかという不安感のせいか、なかなか一歩を踏み出せない。

 だけど、ここでウジウジと考えていても始まらない。


「お父さん。お帰りなさい」


 そう覚悟を決めて、お姉ちゃんと話しているお父さんに挨拶をする。僕の声に反応してか、お父さんはお姉ちゃんとの会話を切ってこちらの方を見て、少し顔色を変えた。

 ああ、やっぱりお父さんにとって、僕はまだ心配なんだ。でも、だからといってこんな事で俯いてたら、せっかく帰って来たお父さんに悪いよね。

 そう考え、俯きそうになった顔を首に力をいれて支え、なんとか笑顔を作る。


 さっきまでは、お父さんとお姉ちゃんの会話と音があったのに、今は外の音が聞こえるほど静まり返ってしまった。

 その何時までも続くように感じた静寂を破り、お母さんが手に持っていた紙をお父さんに見せるようにしながら話しかける。

 

「バルデル。さっき話していたように、アーニとルーは学院でとっても頑張ってるのよ。それに、…そう。さっき、あなたにも見せようとしてた、ハーンっていう伐剣者の先生が、成績評価とは別に通信簿で教えてくれたの。この子達が学院でどう頑張っているか、自分がどんな風に教えているかを書いてくれているから読んであげて」

「必要ない」


 お母さんの話をバッサリと切るように一言だけ言うと、お父さんはこちらの方にゆっくりとやって来ると、僕の前で立ち止まった。

 そうして、普段通りの無表情な顔から、僕の眼の奥、思考までも見通すように眼を細めたかと思えば、片方の口角を上げて笑う。


「父を見くびるな。ルーよ、しばらく見ない内に、予想を遥かに越えて成長したな」

「……えっ?」

「何を不思議がっている。俺の眼は節穴じゃないぞ。出掛ける前とはまるで別人だ。背筋は延び、声には張りがある。俺を見る顔には、自分を卑屈に見る色はなかったし、何よりもその眼。活力に満ち、するべき事を見つけた眼だ。いい教師に恵まれ、努力研鑽を積んできたな。二人の頑張りは疑いようのないものだ。ハーンという教師が書いた物を読むまでもない」


 そう言ったかと思うと、頭の上にお父さんの大きな手が覆い被さり、クシャクシャと撫でられた。

 ……そっか、お父さんの眼から見ても、…少しは成長…出来てるんだ。…そっか。


 自分では分からなかった。正直、自信もほとんど無かった。ただ、我武者らにやっただけだったけど、それでも。それでも、お父さんに頑張ったなと、成長したなと言って貰えた。

 それが、あまりに嬉しく、目の前が微かにボヤける。


「ふふ。さてと、それじゃあ私は晩御飯の支度の続きをしてくるわね。アーニ、ルー。二人は部屋に言って武器や防具を置いてから、お風呂に入って着替えてらっしゃい」

「あっ、はーい。ほら行こ、ルー」


 頬に零れないように、袖口を瞼に沿わせるとお姉ちゃんの呼び掛けに返事して、自分の部屋へと引き上げる。

 そうだ、久しぶりに家族が揃ったんだ。晩御飯の時に、もっと一杯お父さんと話をしよう。僕の事、学院での事、後は…、そうだ。この刀と先生の事も。

 そう、頭に浮かんだ事柄を一つずつ整理しながら、お姉ちゃんと一緒に自分の部屋へと向かっていった。


◇◆◇◆◇◆


「ん」

「何よ、んって?」


 アーニとルーが居間から出ていくと、妻であるシャーリーに手を差し出しながら要求する。

 しかし、俺が何を求めているか分かっているはずなのに、シャーリーは半眼になってこちらを見るだけで、目的のものを渡してくれる様子は無かった。


「ん、なんだ。手に持っている、通信簿とかいうヤツを見せてくれ」

「あーら、別に見る必要はないんでしょ?さっき、私が見せようとしたら、『俺の眼は節穴じゃないぞ。通信簿なんぞ、見なくても二人の頑張りは分かる』とか言ってたじゃない~」

「頑張りは分かる。ただな、やはり同じ伐剣者としては、どういった奴が、どういうやり方で教えているのかは知っておかないといざとなった時に対処できないからな。大体、ハーンという伐剣者に心当たりがない以上、その人となりを少しでも知っておきたい」


 やや言い訳じみて聞こえるが、ハーンという伐剣者は、二人の進む道に大きく関与する者だ。全ては分からなくとも、ある程度の人となりは知っておきたい。

 その取っ掛かりとして手っ取り早いのが文章。コツさえ知ってれば文章から読み取れるものはある。

 つまり、通信簿なる物を見るのは親の義務というものだ。


「こーの、カッコつけ」


 そう言って、通信簿を俺の胸に押し付けるようにして、台所の方に去っていく。

 だから違うというのに、全く困ったものだ。まあ、いい。今は通信簿なる物に目を通す方が先だな。


 そう思い、早速とばかりに読み始める。

 ふむ、上の紙はアーニのやつか。

 


「あれ?父さん。帰って来たばかりなのに、その格好のまま出掛けるの?」

「少し忘れてたことがあってな。ギルドの方と、あといくつかの場所を回ってくる。ああ、夕飯までには帰るから、お母さんにそう言っておいてくれ」

「ふーん、分かった。あっ、ちなみに忘れてたことってなに?」

「ああ、兎狩りの許可をもらうのを忘れてた」


 そう言うと、アーニの「兎狩り?」と不思議そうな声に送られ、後ろ手にドアを閉めて出ていく。

 まさか、いつも使っていた兎魔の眼が、人の魔力を確認できる道具になるとは。全くの盲点だったな。


 これから、ギルドに行って兎魔の討伐許可とその眼の使い方。それと、長期保存できる方法を確認しなくては。

 後は、レオンハルト・ハーンといったか。この、伐剣者の情報を全て聞いておかなければな。

 ここ、ガルフベルンでは聞いたことの無い名だ。となると、他の四大都市かその周辺を拠点にしていたのだろう。西と北、後は南でもゴタゴタがあり、一部の伐剣者が手を貸したという話も聞く。

 キナ臭いこの時期に、拠点を離れ、わざわざ学院で教師をするような伐剣者、か。そこら辺を、ギルドマスターを含めて事務総長に話を聞くか。

 いや、話を聞くだけでは不十分だな。後期が始まれば、直ぐにでも俺自ら学院の方に出向くか。そこで、レオンハルト・ハーンなる人物を直に見定める。

 もし、その時に疑わしき事があったなら…。


 頭の中で、これから何をするかの順番を整理しながら、夕暮れ時が近づき、慌ただしくなってきた街の雑踏を踏み分けていく。


 途中、すれ違う人々にSSランク伐剣者”赤鬼(オウガロゥツェ)“バルデル・ホルクの獰猛な笑みを見せながら。


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