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96.1枚の絵
練習を終えた彼女が美術室に来た。
「すごいね…」
僕が応募用に書いたデッサンをおよそ100枚、美術室の壁に並べた。それを見て彼女がすごいと言った。
「坂本さんに選んで欲しい」
「えっ! 私が? でも、これコンテストに応募する作品でしょう?」
「僕が1枚選ぶ。だからもう1枚は坂本さんに選んで欲しい」
「責任重大だね…」
そうして、彼女は並べられた絵を1枚1枚見て行く。そして1枚の絵を手に取る。
「私、この絵が一番好き」
練習を終えた彼女が美術室に来た。
「すごいね…」
僕が応募用に書いたデッサンをおよそ100枚、美術室の壁に並べた。それを見て彼女がすごいと言った。
「坂本さんに選んで欲しい」
「えっ! 私が? でも、これコンテストに応募する作品でしょう?」
「僕が1枚選ぶ。だからもう1枚は坂本さんに選んで欲しい」
「責任重大だね…」
そうして、彼女は並べられた絵を1枚1枚見て行く。そして1枚の絵を手に取る。
「私、この絵が一番好き」
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