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90.切ない想い
「寒いね」
「そうだね」
「くっついてもいい?」
「いいけど…」
尚子は僕の腕にしがみつくように体を寄せてきた。
「二人で歩くの、久しぶりね」
「そうだね」
それから、しばらく沈黙が続く。そして唐突に尚子が呟く。
「私ね、今でも修平君の事が好きだよ…」
僕は返事に困る。
「ごめん…。今のは忘れて。桂子を大事にしてあげてね」
「う、うん…」
「もうすぐそこだからここでいいよ」
そう言って尚子は僕から離れると駆け出して行った。
「寒いね」
「そうだね」
「くっついてもいい?」
「いいけど…」
尚子は僕の腕にしがみつくように体を寄せてきた。
「二人で歩くの、久しぶりね」
「そうだね」
それから、しばらく沈黙が続く。そして唐突に尚子が呟く。
「私ね、今でも修平君の事が好きだよ…」
僕は返事に困る。
「ごめん…。今のは忘れて。桂子を大事にしてあげてね」
「う、うん…」
「もうすぐそこだからここでいいよ」
そう言って尚子は僕から離れると駆け出して行った。