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61.つかの間のデート
公園のベンチで僕は握り飯を頬張る。隣には彼女。
「門限とか大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないかも」
彼女は笑う。僕は飯粒を吹き出す。
「それって大変じゃないか」
「うそうそ! あと30分くらいは大丈夫だから」
食べ終わった僕の口元に彼女の指が触れる。
「子供みたい」
僕の口元に付いていた飯粒をつまんで彼女が笑う。
「そろそろ戻ろうか…」
そう言って僕は立ち上がる。ホテルに向かって歩き出す。どちらからともなく手をつなぐ…。
公園のベンチで僕は握り飯を頬張る。隣には彼女。
「門限とか大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないかも」
彼女は笑う。僕は飯粒を吹き出す。
「それって大変じゃないか」
「うそうそ! あと30分くらいは大丈夫だから」
食べ終わった僕の口元に彼女の指が触れる。
「子供みたい」
僕の口元に付いていた飯粒をつまんで彼女が笑う。
「そろそろ戻ろうか…」
そう言って僕は立ち上がる。ホテルに向かって歩き出す。どちらからともなく手をつなぐ…。
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