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初恋  作者: 日下部良介
50/109

50.美術部の僕と写真部のあいつ

 彼女の居るソフトボール部は支部大会で優勝して県大会へ進むことになった。他にも県大会へ進んだクラブがあり、美術部では写真部と一緒に手分けして県大会でのわが校の活躍を記録しようということになった。

 僕はソフトボール部の担当になった。


「よろしくな」

 同行する写真部の担当は木原だった。

「お前が写真部だったとは知らなかったぞ」

「変な写真ばかり取らないでよ」

 尚子がからかいながら言った。最近はいつも一緒に居る様だ。




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