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初恋  作者: 日下部良介
45/109

45.ヤツの真意は…

 放課後、木原が美術室に顔を出した。

「相変わらず、坂本を書いているのか?」

 スケッチブックを覗き込んで言う。


「そう言えば、お前、宮井さんが好きなのか?」

「明るくて可愛い子だよな。俺が隣になって多くの男子が嘆いてることだろうな」

「もしかして、僕のために?」

「何のことだ? あっ! 悪い。じゃあな」

 木原は急に出て行った。窓の外には尚子の姿があった。木原は尚子を追いかけたのか…。


 どうやら僕の思い過ごしだったか…。





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