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35.彼女との約束
「もう私を書いてはくれないのかしら?」
彼女に言われた。もうすぐ一学期が終わろうかという頃に。
「そんなことはないけど…」
「尚ちゃん?」
「うん…。まあ…」
「夏休みは部活あるの?」
「とくには…」
「じゃあ、夏休みは島田くんちへ書いて貰いに行ってもいい?」
「別にいいけど」
「尚ちゃんは行ったことあるの? 島田くんち」
「いや…」
「よかった」
そこへ尚子がやって来た。彼女は素知らぬ顔でいつものように尚子に席を譲った。
「もう私を書いてはくれないのかしら?」
彼女に言われた。もうすぐ一学期が終わろうかという頃に。
「そんなことはないけど…」
「尚ちゃん?」
「うん…。まあ…」
「夏休みは部活あるの?」
「とくには…」
「じゃあ、夏休みは島田くんちへ書いて貰いに行ってもいい?」
「別にいいけど」
「尚ちゃんは行ったことあるの? 島田くんち」
「いや…」
「よかった」
そこへ尚子がやって来た。彼女は素知らぬ顔でいつものように尚子に席を譲った。
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