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初恋  作者: 日下部良介
30/109

30.予想外の告白

「ソフトボールをしているところを書きたかっただけだよ」

「ふーん…」

 尚子は疑いの表情を浮かべる。

「じゃあ、坂本さんのこと、別に好きなわけじゃないのね?」

「当り前じゃないか」

 僕がそう答えると、尚子の目が再び輝きだした。

「じゃあ、誰かほかに好きな人が居るの?」

「別に…」

「本当? よかった。私ね、1年の時からずっと島田君のこと好きだったんだよ」

「えっ!」

「お願い! 私と付き合ってくれる?」

 僕は答えに困った…。





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