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初恋  作者: 日下部良介
10/109

10.腐れ縁の同級生

 一人で帰宅した僕は近所の公園へやって来た。

 そこにはバスケットボールのハーフコートがある。


 僕はドリブルしながらゴールへ向かい、ジャンプショットを放つ。

 ボールは当たり前のようにネットに吸い込まれていった。

「相変わらず上手いな…」

 同級生の木原が近づいて来る。

 木原とは幼稚園の時からずっと同じクラスだ。

「部活、辞めたんだってな? お前なら1年でレギュラーになれると思ったけどな」

「僕の性格は知っているだろう…」




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