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永久の戦艦 大和  作者: 呉提督
75/88

マリアナ沖大海戦 17

試験で忙しく、更新進みません。

楽しみにして下さっている方々に

お詫び申し上げます。

6月21日午前5時50分、

東の水平線から姿を現した太陽が

太平洋をキラキラと輝かせる中、

航空機の発動機の音が大きくこだました。


昨夜戦闘海域に入った

連合艦隊の機動艦隊が

米空母を捕捉すべく、

索敵機を放ったのだ。

地点はサイパン島の南南東120マイル

(およそ200km)。

装甲空母大鳳型2隻を基幹とする

第二機動艦隊が第一機動艦隊の

60マイル前方を先行し、

新型偵察機彩雲8機を発進させた。




一方、先日の水上戦闘で

4隻の正規空母と3隻の軽空母を

失った米艦隊は、部隊をまとめ、

こちらも日本海軍との殴りあいに

臨もうとしていた。

この時点での米軍の戦力は、


第五艦隊(主力)に

正規空母6、軽空母3、艦載機711機


第七艦隊(上陸部隊護衛)に

旧式戦艦4、護衛空母12、艦載機310機


と、日本艦隊の

正規空母11、軽空母4、艦載機845機


を上回っており、

まだまだ戦局が覆る可能性があった。


米機動部隊は、日本艦隊よりも

20分早い午前5時30分に

偵察機12機を発進させ、日本艦隊の

発見に努めた。



午前7時10分、


『敵空母部隊見ユ、大型7以上、小型5以上〜』


白鳳を飛び立った彩雲6番機から

緊急電が入る。

南東海域を航行する米艦隊を発見したのだ。


この入電を受けた第一機動艦隊

司令官の山口多聞はただちに命じた。



「よし!第一次攻撃隊発進!!

米空母を粉砕せよ!水上部隊に遅れをとるな!」


既に各空母の艦上では

爆弾、魚雷を抱えた航空機たちが

出撃の時を今か今かと待っており、

暖気運転も完了している。



「第一次攻撃隊、発艦!」


全空母が一斉に針路を風上に向ける。

日の丸の戦闘機が甲板を蹴りあげ、

羽ばたいてゆく。

日本海軍が誇る航空隊316機が

雲ひとつない群青の空に舞い上がった。





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