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永久の戦艦 大和  作者: 呉提督
43/88

大和と命ず!

1942年 7月18日



この日、呉海軍工廠にはA-150

建造に携わった造船関係者や工廠関係者

およそ1000人が集まった。


A-150の設計者、牧野茂はもちろんのこと、

防御区画の配置や艦内構造の助言をした

福田啓二造船少将、51cm砲の開発を

成功させた松田千秋少将の姿もある。


午前10時、陛下の義兄である

国邇宮朝融王殿下が到着され、

関係者が見守る中、A-150のドックに

注水が始まった。


ドックが海水で満たされていく。

巨大な船体は無事、海面に浮かび上がり、

専用の曳船でドック外に引き出された。

A-150が海面に浮かんだ時、

各所で小さく感嘆の声が上がった。



これで第一段階はクリアだ。

次は第二段階。

主砲や艦橋などの艤装工事。

そして各種公試をクリアして初めて

軍艦として連合艦隊に編入される。

順調にいけば1944年の3月に就役する。



「本艦、A-150を、『大和』と命ず!」


海軍大臣代行、嶋田繁太郎の命名で、

A-150は大和という新たな命を

吹き込まれたのだった。


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