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永久の戦艦 大和  作者: 呉提督
25/88

Z部隊撃滅戦 2

Z部隊の話が書いてて一番楽しいですww


1月6日 午後3時20分、Z部隊の出撃を

視認した伊65は、全軍に次のように打電した。


『「レパルス」型戦艦二隻、「イラストリアス」型

空母一隻見ユ。地点「フモハ26」針路三四〇度 速力20節 一五二○』



一方、Z部隊を迎撃する日本艦隊は、

南方部隊本隊ならびに南遣艦隊が主力であった。


南方部隊本隊:指揮官 近藤信竹中将


第三戦隊:戦艦扶桑、山城、伊勢、日向

第四戦隊:重巡洋艦愛宕、高雄

第四駆逐隊:第一小隊 嵐、野分、第二小隊 萩風、舞風

第六駆逐隊:第一小隊 響、暁

第八駆逐隊:第一小隊 大潮、朝潮、第二小隊 満潮、荒潮



南遣艦隊:指揮官 小沢治三郎中将


第三航空戦隊:軽空母龍驤

第七戦隊:重巡洋艦鳥海 最上 三隈 鈴谷 熊野

第四潜水戦隊

第五潜水戦隊


戦力だけで見ればZ部隊を凌駕しているものの、

南方部隊本隊は多くがZ部隊から離れたところに

おり、すぐに集合するのは困難であった。

そのため、Z部隊を迎撃できるのは

小沢中将指揮下の南遣艦隊のみであり、

軽空母一隻と重巡四隻で、戦艦二隻と戦うのは無謀

だということは誰もがわかっていた。


そこで、小沢中将は次のような計画を立案した。


①軽空母龍驤艦載機(零戦24機、九七式艦攻14機、計38機)

を以てイラストリアス級空母(インドミタブル)

艦載機を消耗させ、現場海域の制空権を確保する。

②サイゴンの第二十二航空戦隊(司令官松永貞市少将)

を以て、Z部隊主力艦(ウェールズとレパルス)

攻撃し、打撃を与える。

③第七戦隊ならびに第四、第五潜水戦隊による

夜間雷撃を行い、Z部隊を撃滅する。



6日午後5時15分、東洋艦隊発見の一報を

受けた小沢中将は、龍驤と第二十二航空戦隊に

Z部隊の索敵及び攻撃を命じた。

しかし、既に航空機が飛べる時間を過ぎていたため、

索敵は明日の朝に見送られた。



7日、午前1時、Z部隊に日本軍がクアンタンに上陸

したとの知らせが入る。

これはのちに誤報と判明するのだが、

この誤報がZ部隊の明暗を分けた。

Z部隊指揮官のトーマス・フィリップ提督は

クアンタンに上陸した日本軍を攻撃することを決定。

その結果、Z部隊は日本海軍の勢力権下に

留まらざるをえなくなったのだ。



午前1時45分、Z部隊を見張っていた伊58が

空母インドミタブルに魚雷5本を発射したものの、

命中せず。




これにより、半日後、世界初の空母同士の

戦闘が行われることになるのであった。


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