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鳥籠姫と黒い翼の魔法使い  作者: 飛翔生姜
第五章 絡まる因果は蜘蛛の巣の如く
58/118

動き出す歯車

ジャス&リアのターン(再)です。

冒頭は「ラミアとマリア」の続きからです。


















 私を殺しに来たのか。

 そう訊ねておきながら、目の前の皇女は不敵な笑みを浮かべている。

 腹が立つ表情だ。

 遠い昔、「あの女」に抱いていた感情が蘇る。

 普段は大人しいくせに、こちらが脅しかけたら、決まって泰然とした態度を見せ付けてくる。

 敬愛する恩師を火炙りにした挙句、初恋の相手まで奪い去った憎い女。

 姿は全く似ていないのに、こうもあの頃の記憶を鮮やかに引き出してくる年若い少女に、ラミアは苦いものを覚えた。

「残念ながら、その予定はないわ」

「あら、そうですの。でしたら、どうぞお引取りくださいまし。無礼なお客人に、わたくしも少々、気が立っておりまして。思わず大声で衛兵を呼んでしまうやもしれませんわ」

「一体どこまで人を苛立たせるのがお上手なのかしら? ・・・まあいいわ、用件がある。お聞きなさいな」

 高圧的なラミアに、しかしマリアンヌは表情を崩さず応じる。

「わたくしに何か嬉しいことがありますの?」

「さあ? でも、あんたは随分と親しかったと聞いているわ」

 ここにきて、ようやくマリアンヌ皇女の表情が変わった。

「・・・・それは、どういったお話なのかしら」

「レリアル・ウルフラーナ・ストレイ公爵令嬢の失踪事件について調べているの。あんたの従姉姫で、そう遠くない未来、義理の姉として皇室入りする予定だったんでしょ? 彼女の行方が知りたいの」

 皇女の表情が警戒も露に険しくなる。

「なぜ? あなたは何者なのかしら。 どうしてお姉さまについて知りたいのですか? その理由次第ではこの場であなたを捕らえ、拷問する必要がありますわ」

 最後に姫君らしからぬ物騒な発言が聞こえたが、その発想や態度は嫌いではないとラミアは感じた。

「大したこっちゃないわ。あたしの義理の弟が、彼女に随分と熱を上げているの。行方知れずと聞いてから、毎日うるさいったらないわ」

「・・・弟君が、ですか」

「ええ。それに彼女は、あたし達の仲間にこそ相応しい」

「?」

 怪訝な表情を浮かべるマリアに、ラミアは微笑んだ。

「だって、そうでしょ。ここに連れ戻されたって、きっと彼女は幸福なんて掴めっこないもの。そしてそれは、あんたも同じ」

「何を仰りたいのかしら」

 思わず、といったように、皇女は一歩下がった。そしてラミアは逆にひとつ、歩を進める。

「トロナイルが邪魔でしょう?」

 悪魔の囁きのようだった。

「正直に言っちゃいなさい。あんた、向こうの王子と縁談があるんでしょ。でも、例の彼女を権力で守りきれる可能性があるとすれば、もう信じられるのは自分だけ。だからなんとしても帝国に留まりたい筈。そのためには、トロナイルの王室そのものが邪魔なんじゃない?」

 随分と飛躍した理屈だ。マリアンヌは僅かに呆れた。もちろん表情には出さない。

「わたくしに賊に加担しろ、と?」

「ざっくり言うとね。でも、永劫そのまま仲良くしようってわけじゃないわ。彼女を見つけ出し、保護してくれるだけでもいい」

 マリアンヌの目が、ラミアを見て揺れる。

「あなたは・・・一体どういったおつもり? お姉さまをどうしようというの」

「一刻も早く保護したい。そして、可能なら仲間になってほしい。かの神話に語られる姫将軍の力を借りたい」

 最後の言葉に、マリアンヌは強い怒りを覚えた。

「お姉さまを利用するおつもりですか」

「いいえ。それは弟が許さないわ」

「・・・・一体、何を企んでいるの?」

 言葉の深読みをし、徐々に疲労を感じていたのだろう、マリアンヌ皇女が遂に、声を荒げる。

 ラミアはそうほくそ笑んだが、すぐに気づく。

 いや、違う。理知的な皇女が癇癪で怒鳴るなど、おかしい。

 咄嗟に身を翻したラミアは、自分が先ほど立っていた場所に魔方陣が展開しているのを見た。

 交渉決裂ということか。

「危ないことするのね、お姫様」

「あなたを捉えます。話はそれから、ゆっくりと致しましょう? ――――衛兵! 狼藉者です、直ちに捕らえなさい!」

 凛々しく声を上げる傍ら、自分を拘束しようと魔法を展開する皇女にラミアは冷や汗をかいた。こんな高度な魔術が扱えるなんて聞いていない。

 ここは一度捕まってから隙を突いて逃亡するほうが楽かもしれないとラミアが計画を軌道修正したのと同時、兵士達がなだれ込んでくる。

 思わず舌打ちしたい気持ちを味わいながら、ラミアは降参の意思を表そうとした。

 その瞬間だった。



 極上の天音が朗々と響き渡る。

 誰もが耳を傾けずにはいられない、禁断の歌声だ。



 皇女や兵士が思わず動きを止めた一瞬、迷わずラミアは窓から飛び降りる。

 この歌声に、聞き覚えがあったからだ。

「助かったわ、ロッド」

「いや、こっちこそ、遅くなった」

 空中でラミアを受け止めた青年は、真顔で詫びた。

 足元には何もない。風の精霊が、彼の歌を対価として受け取り、力を与えているのだ。

「収穫は?」

「手ごたえはあったけど、まあ、大丈夫。例のお嬢様のことは、意地でも守るわ、あの子」

「そう。だったら、まずは俺達も、自分の仕事に取り掛かろう」

 ラミアは頷いた。

「ええ。必ずトロナイル王家と“星空の宴”を血祭りに上げるわ。皆殺しよ」









独立国チュニアール


 少し前にも、似たような光景を見たな、と【星空の宴】構成員であるセブン・ボナクは思った。

 年上の後輩にして同僚の、レリアル・ウルフラーナ・ストレイの奇行である。

 それで隠れているつもりなのだろうが、却って遠目からでも彼女だと一目瞭然な怪しい動きで、白亜の宮殿の回廊をコソコソと進んでいる。

 一文無しになっても絶対コソドロは無理だろうなと少しばかりの奇妙な哀れみを覚えつつ、セブンは彼女に近寄った。

「リアさん、毎度毎度、何やってんだ?」

「せ、セブン!?」

 完璧に気配を消して進んでいるつもりだったリアは、思わず飛び上がりそうになる。

「ん、何もってんの、それ。美味そう」

「あ・・・うん、食べる? 練習用で、不恰好だけど」

 セブンの視線の先には小さなバスケットがあり、中身はカボチャと栗を使ったパウンドケーキが入っていた。

「じゃ、遠慮なく」

 もぐもぐと出来立ての焼き菓子を頬張るセブンを、リアは少し不思議に思う。

 出逢った頃は、通り過ぎるだけで睨まれ、舌打ちまでされていたというのに、今は彼から声を掛けてくれるのだから、何とも感慨深いものだ。

「ど、どう?」

「うん、美味い。けど、練習用ってことは、どうせあれだろ、アイツの誕生日だろ」

「!!」

 あいつ、というのは最早言うまでも無い相手だ。

 ジャスティス・ラゾーディア・ヴァロリコルゲント。リアの友人にして恩人、大切な仲間の一人だ。

 といって、それだけでは終わらないから、こうして周りの人間にもあっさり意図を看破されてしまうのだけれど。

 友人は友人だったが、互いに特別な想いを寄せているのは周知の事実である。最近では皆が不器用な当人達を遠巻きに微笑ましく、そして生暖かく見守っている。

「へんな意味じゃなくて! ね? お世話になりっぱなしだし、だからって高価なもの押し付けるんじゃ気持ちが・・・・あ、その、感謝の気持ちがいまいち伝わりそうじゃないって言うか・・・・結局ただの自己満足って理解してるけど、何もしないっていうのは絶対に嫌だし!」

「うん、わかった。もういい、ほんと分かったから。」

 しどろもどろになる年長の少女に、セブンは食傷気味になりそうな気持ちで手を振った。ごちそうさま、というのはこういう時に言うのだろうな、と思いながら。

 真っ赤な顔で俯くリアは、セブンと眼差しの意味に気付くことなく、ひたすら言い訳を繰り返していた。



 翌日も、リアは菓子作りの練習をしていた。今日はクッキーだ。

 味は二種類で、砕いたアーモンドと紅茶。

 この年まで家事など経験の無かったリアは勿論料理の心得もない。

 それゆえ、臨時講師をパン工房【リコリス】の甲板娘に依頼し、ここ数日、時間を見つけては菓子作りに明け暮れていた。

 あと半月ほど後――――12月3日は、ジャスの誕生日だ。

 要するに、その為の特訓なのである。

 彼が大の味音痴であることを知らないリアは、ここしばらく、指南役のミナも驚くほど真面目に取り組んでいた。

「リア、ちょっとは休憩せん?」

「でもあと半月くらいしか日がないし・・・」

 リアもミナも働いている身だ。半月とはいっても、練習できる時間は限られているし、ジャスには秘密なのである。没頭できる時間はそう多くない。

 何より、本番はミナの助けなしに作り上げねばならない。料理の経験も心得もなく、生来の不器用であるリアは、今から身が引き締まる思いだった。

「できれば、ちゃんと“美味しい”って思って欲しいから」

(バカップル・・・)

 両手で握り拳を作り意気込むリアを、やはり生暖かく見守りながら、ミナは休憩の為のお茶を入れ始める。

 そして。

(これでもし完食せんかったり、味にケチつけたらジャスの歯へし折ったろ)

 同じ女としてすっかりリアの味方になってしまっているミナだった。






 同じ頃。

「ジャス、大丈夫か?」

「へ・・・」

 アランジェ・ジルハーツに声を掛けられ、ジャスはようやく自分が手元の資料を上下逆に眺めていたことを知った。

 仕事に身が入ってませんと宣言しているような失態に、思わず眉間を押さえる。

「悪い、アラン。こんなんじゃ捗らない筈だよな」

「いいよ。それより、気分が優れないんじゃ」

「それがな、全くの健康体なんだよ」

 せめて本当に不調だったなら良いものの、体は健康そのものだ。

 塞いでいるのは、先日の一件だ。

 リアが泣いた。

 気取られたのだろうな、と思う。

 彼女と、その母の繋ぐ確かな愛情に憧れた事を。

 羨ましいと、確かに感じた。

 それを、よりにもよってリアに知られてしまったのだ。

 馬鹿、馬鹿と。何度も泣きながら口にしていたあの言葉は、一体誰に向けてのものであるか、分からないほどジャスも鈍くないつもりだ。

(諦めさせてくれよ・・・・)

 まさか、彼女の方も自分のことを好いてくれているかもしれない、だなんて。

 気付きたくなかった。

 こんな事態は、全く望んではいなかったのに。

 ただ静かに降り積もり、やがてゆるやかに解けて消えていく。さながら冬に舞い降りる白い結晶のような、そんな恋だと思っていた。

 そうしなければならない理由があった。

 なのに。

(なんで、俺なんかの為に泣いたりするんだよ)

 あの澄んだ涙に込められた想いに気付かされたとき、咄嗟に抱き締めたい衝動が湧き上がり、抑えるのに苦労した。

 出逢わなければ良かった。

 好きにならなければよかった。

 この想いの名前を、知らず気づかずいたかった。

 そう思ってしまうほど、彼女が愛しくて仕方なかったのだ。













 秋が終わり、もうすぐ雪の季節が訪れる。

 そんな予感に、心が震えた。

 あとどれだけ旅を続ければ、あの最愛の少女にめぐり会えるのだろう。

「セト、どうしたのです?」

 ふわふわと、空中に浮かんだ帽子が話しかけてくる。

 ・・・と見せかけて、実際は極普通の背丈の女性が透明化の魔法を使用し、目印にと帽子のみ姿を現しているだけだ。

「いや、もう冬がすぐそこまできてるんだなって」

「寒いのですか?」

「寒いよー? 年がら年中いちゃつくカップルと三人旅なんて。いつでも肌寒いよ畜生め」

「いっ・・いちゃついてなんて!」

「ないのか? 彼氏の方に確認してやろう。おーい、ジャック! キーアと喧嘩でもしたのかー?」

 離れたところで焚き火の用意をしていた大柄な男が振り向いた。

「1回してみてーと思ってるんだけどなあ! どうした?」

「はい、ご馳走様」

「ち、違いますよ、セトったら! もう、大体ジャックさんも・・・っ」

「いや、もうそろそろ諦めて引っ付けよ。好きなんだろ。一族を挙げて祝う準備は万全だ。子どもの名前も考えてるぞ。俺の叔父が」

「なっ!?」

 帽子はふらふらと揺れた。どうやら身悶えているらしい。

「俺の家の都合に付き合ってもらって悪いと思ってたところだ。なんなら、屋敷では同室にしてやろうか。もちろん、ベッドは一つの」

「・・・・・っ! は、破廉恥にも程がありますよっ!? あなた、曲がりなりにも良家の跡取りでしょう!」

「そーだけど。叔父上に実子が生まれたら、いつでも家督は譲り渡すつもりだよ」

 とはいえ。

「今は俺がラルス家の跡取りだし、仕方ないから自国の代表も護衛するよ。トロナイルまでね」

 気軽に言ったセトは、春先の小さな出会いを、何故か唐突に思い出す。

 確か名前はジャスとリア。

 あの時の不思議な少年少女は今、どこで何をしているのだろう。

(ま、いいか)

 もう会うこともないのだろうから。

 そう己を納得させてジャックの手伝いに歩き出した彼は、まだ知らない。

『初めまして、ラルス卿』

 少年との全く予想外な再会が、すぐそこまで迫っていることを。



















セティード・オーウェン・ラルス

(23歳/男/剣士/8月14日生)

誕生花はアンモビウム  花言葉【不変の誓い】

通称【セト】

・世界を巡る旅の剣士。

・数年前にはぐれた恋人を捜し続けている。

・リトレイズの出身。国立仕官学校を主席で卒業した。

・キーアとジャックの無意識な相思相愛ぶりに辟易している。

・最近は二人を引っ付けようと密かに奮闘して頑張っているらしい。




キーア・マフロイナ

(21歳/女/透明人間/10月12日生)

誕生花はテッポウユリ  花言葉【純潔】

・誰もが息を呑むほど麗しい美貌の持ち主だが、極度の恥ずかしがり屋でいつも俯いている。

・対人恐怖症の気があり、動揺すると頭が真っ白になるらしい。

・最近では自身に魔法を施して姿を消すのが癖になっている。

・以前は墓守として帝国西部の森で暮らしていた。

・引き篭もり予備軍。



ジャック・ロマノフ

(25歳/男/魔術師/6月3日生)

誕生花はスイカズラ  花言葉【友愛】

・セトの相棒で魔術師。陽気なムードメーカー的存在。

・いつもローブを纏っているので見た目には分からないが、それなりに筋肉質。

・山でクマを狩っている時セトと遭遇し、紆余曲折を経て旅の仲間となった。

・ちなみに彼に対するセトの第一印象は【変人】【莫迦】【胡散臭い奴】。

・一族揃って祖国を追放され、物心つく頃には既に一箇所に留まらない生活を送っていた。

・無精ひげや古びたローブ姿から、実年齢より上に見られやすい。

・最大で38歳と間違えられたことがある。



セト&キーアはリトレイズの港で数行ですが登場してます。この二人はジャスとリアと面識あり。




【黎明の騎士団】

・かつてチュニアール【星空の宴】が壊滅させた組織【ラジェーテ】の後身。

・当時の首魁セルガは既に亡く、現在は別の人物が頭目として動いている。

・規模は世界中に潜伏している構成員を含め約千人ほど。





レギア・ヒューストン

(36歳/男/12月31日)

誕生花は檜  花言葉【不滅】

・全身に火傷の痕が残っている現在の首魁。

・セルガに心酔し、故に彼を狂わせ挙句に殺した【星空の宴】総帥ルフィスには、並々ならない恨みを抱いている。同時に、裏切り者でありながら生き延びたランティス達の事も殺すつもりでいる。

・義理の姉に拒絶された事から人生が一変した。そのどん底だった自分を拾ってくれたセルガを神のようにも思っている。



ロディーガ・シェノフ

(28歳/男/6月18日)

誕生花スイセンソウ  花言葉【いつも愛して】

通称【ロッド】

・十年ほど前ラジェーテ所属の生態研究所から脱走した被検体№97-2号。

・どこにでもいる平凡な青年だが、よくよく見れば整った容姿。

・地味さと薄幸ぶりが特徴。

・恋人の仇を討つ為だけに生きている。

・面倒見が良いせいで、無駄な苦労をすることも。



ザノイック・セカルジャー

(25歳/男/6月15日生)

誕生花はクワ  花言葉【共に死のう】

・レギアの甥で腹心。伯父同様、セルガに心酔していた。

・ラジェーテ時代の呼び名は【蜘蛛】

・墨色の髪と瞳を持つ。

・裏切り者の息子でありながら組織の恩恵を受け、それを仇で返したランティスに強い殺意を抱いている。

・ラミアとは気心の知れた仲で、彼女になら頭を引っ叩かれても怒らない。



シェナ・ラグラーチェ

(24歳/女/9月26日生)

誕生花は柿 

花言葉【広大な自然の中で私を永遠に眠らせて】

・不思議な碧眼が印象的な碧眼の女性。

・天馬に化ける力を持つ。

・アイモダ出身者だったが、避難の際に同族の娘を庇い奴隷商人の手に落ちた。

・最終的には娼館に落ち着いたが、数年前ザノイックに見初められ、彼の所有物となった。




ラミアナ・スプラン

(26歳/女/4月11日生)

誕生花は薔薇  

花言葉【私を美しくないと言わないで】

・通称【ラミア】

・整った容姿にワインレッドの長い髪が苛烈ながらも華やぎを与え、より鮮やかな美人になっている。

・ラジェーテ時代は【茨姫】と呼ばれ、セルガの子飼いだった。

・自分の居場所を奪った【悪魔の瞳】に対して激しい感情を持て余している。

・3年前にイアを拾い、素性を明かさぬ彼に義弟として姓を与えた。

・彼の金髪を見て、初恋の相手を思い出したのが切っ掛けという可愛らしい面を持つ。



イア・スプラン

(22歳/男/7月22日生)

誕生花はキキョウナデシコ  花言葉【純粋な愛】

・帝国貴族を思わせる眩しい金髪と、夜空のようなアメジストの紫眼を持つ。

・騎士道に通じた実力者で、所作からも育ちの良さを感じさせる。

・「イア」という呼称は本名ではなく、第一発見者であるラミアが彼の呻くような声で呟くのを耳にした事から名づけられた。

・実際に呼んだ名は「イア」ではないのだが、訂正して追究されるのを危惧してそのままにしている。

・ロッドにだけは全てを話した。

・ラミアがイアに誰かの面影を見出しているように、彼も彼女に親友の姿を重ねている。



ニーフェル・ポロンド

(47歳/性別微妙/7月6日生)

誕生花はアガパンサス  花言葉【愛の便り】

・オカマ。その姿はまさに視覚殺し。

・ある意味では騎士団最強(最凶)の存在かもしれない。

・ギゼルを拾い、母親が必要だろうと試行錯誤を重ねるうち、その道に目覚めたらしいが、ギゼルの証言によると「出会った瞬間から兆候があった」とのこと。

・ちなみに、アジトに運ばれて最初に目覚めたイアは、ニーフェルの姿を見て再び失神したという苦い記憶がある。



ギゼル・ポロンド

(29歳/男/11月14日生)

誕生花アルストロメリア  花言葉【未来への憧れ】

・緑青のオッドアイが特徴の青年。

・養父の奇行に胃を痛める苦労性。ロッドと気が合う常識人。

・路頭に迷っていた幼少期、不気味なオカマに拉致(保護)され、彼の養子となった。

・シェナに特別な感情を抱いている。




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