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わかりやすい



みきすきなの?

――ってつまり、



みき好きなの?

――って意味だからいわゆる、



みき、好きなの?

――ってことで……




――――三木、好きなの?




「……はい!?」


「あ、あれ?違った!?好きじゃ……ない?」


「えっ!?いや、その、好きじゃない、わけじゃ……ない」


っていうか、私ってそんなあからさまだったっけ!?

やだ恥ずかしい!!


若奈ちゃんのまさかの問いに思い切り動揺してしまったので、私は誤魔化すことなく(若干誤魔化してるけど)頷いた。

びっくりした……、ただただびっくりした……。

まさか、いやほんとにまさか三木のこと聞かれるとは思わなかったし……。


っていうか三木ってどこから出てきたの!?

さっきまでずっとホッチキスとプリントをトンカチャしてただけなのに!


「……えっとー、………なっ、んでいきなりそんなことを……?」


だからそれとなしに聞いてみた。

そしたら声が裏返った。


私一体どれほど動揺してんだ……。

わかりやすいな私……。

通りで若奈ちゃんにもバレるわけだ……。


「あー、いや、前々からどうなの?とは思ってて……。でも私、白川さんと話したことなかったから、どんな子かよくわからないし」


「あははー、確かに……。私基本ぼっちだしね」


「好きなの?って聞いて、違うわー!って逆ギレするような性格だと聞くに聞けないから、ちょっと様子見してた」


白川さん普通の人だね、と若奈ちゃんは笑って言った。

だから聞いてもいいかな?と伸びをしたときにふと思い出して質問したんだと。


「なるほどー。そういうことか」


「でも確かにいきなりすぎたか……、ごめんね」


「えっ、や、全然!」


このタイミングで聞かれた理由はわかった。納得した。



……よしそれじゃあ、あともう一個、いっちばん聞いておきたいことがある。



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