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1-4不快な羽音

途中で1d6や、1d10という文字が出てきます、一応実際の対処法も書いているので


こう表記しています


どういう意味かというと1dがサイコロ、ダイスを一回降るという意味で


6が何面のさいころかという表記です


なので1d6だと6面ダイスを1回降るという意味です。




時計の針は2時を回ったところ、朝野の腹が唸っていたので、


朝野が食べたいというおいしいらーめん屋を探し回っていた。


ようやく入った店には昼を過ぎたということもあって少しすいていた


ちょうど三人分入れるスペースがあり、三人テーブルへ向かった


朝野「ここのラーメンはおいしいって評判あるんですよ!」


なら行き方ぐらいちゃんと調べてほしいものだ


私たちは全員同じメニューを頼んだ、この時間帯だと作るのも一苦労だろうからだ


片岡「匂いからしておいしそうですね、ここのらーめん」


おっ来た来た..あっさりとした出汁に細いめん、あぶられたチャーシューに


ものすごく大きいメンマ..スープを飲んだ瞬間に口の中に広がるおいしさ


....めんは私自身細麺が好きなのでとてもおいしい。


チャーシュー、肉厚でスープにマッチしている、噛むとおいしさが溢れんとばかりに


主張してきた。


メンマは言うまでもない、こりっとした食感が癖になる、そんな一品だった


三霞島「..ごちそう様」


また調査が始まる...人が死んだとは考えられないな..


この二人は人が死んでいてもどうも思わないのだろうか、


そんなことはないな..気を使っているはずだ


場面が変わり車内


三霞島「なぁ片岡、私たちの捜査に同行するにあたって言わなければいけないことがある」


不思議そうな顔でこちらを見てくる


片岡「なんですか?突然」


言うべきなのだろうか、迷うより口が先に動いた


この警官は同僚が亡くなったらどう思うのだろうか..


三霞島「君は怪物の存在を信じるかな?」


片岡「怪物..ですか?それはライオンのように強い怪物、という意味ではなく..童話に出てくるような怪物ですか?」


三霞島「後者のほうだ、信じるかな?」


片岡「にわかには信じられませんね..見たこと、ありませんもの」


一端の警察官に事件の犯人は怪物だというのは言いにくいな..


三霞島「そういえばあなた何で私の名前を?偽名の名刺、渡したはずですが」


片岡「だって朝野さん、あなたのこと三霞島と呼んでいたじゃないですか」


片岡「そういうのやめてくださいよ、捜査の邪魔ですので」


ごもっともだな..つい昔の真似をしてしまった..


今思えばあの人は何故偽名を好んで使っていたのだろう


三霞島「まぁそれはそれということで..」


片岡「それって..」


三霞島「兎に角です、この事件の犯人は人間ではありません」


片岡「まさか、そんなわけありませんよ」


あっさり笑われてしまった


三霞島「じゃああのぱっくり割れた頭は?どうやって切り付けられた?警察にわざわざ近寄って危害を加える人がいるとでも?」


片岡「どうしたって証拠、ないじゃあないですか」


三霞島「証拠というには心もとないですが..」


私は録音機の内容を彼に聞かせた

...

....

.....


片岡「これで信じろって言うんですか?」


三霞島「..あぁそうだ」


片岡「無茶があります!こんなおと聞かされただけでは判断できません!」


三霞島「なら信じなくてもいいから一緒についてきてくれるか?」


片岡「当たり前です、仕事ですから。」


無愛想な奴だな..絶対友達いないなこいつ


だがこんな音で判断するほうが難しいかも知れないな..


実物を見ないとどうも言えんだろう、見るまでは


朝野「一回旅館に戻りませんか?」


三霞島「それもそうだな温泉に入りたい..」


三霞島「片岡、君は山の調査をしたいと上に言ってくれよ」


片岡「たとえ言ったとしても無理でしょう、死人、出てますから」


三霞島「..私が警察官だったときはもう少し融通の利く男だったと思うんだけどなぁ」


片岡「..いま何て?」


三霞島「だから私は昔警察官だったんだよ、今は違うが」


片岡「あなた先輩だったんですか!?」


三霞島「先輩と言っても短大を出て昇進したはいいが途中でやめてしまったよ」


片岡「どうしてやめてしまったんですか?」


片岡「あなたが今警察官なら上の立場にいるはずですよね?」


三霞島「大人の事情だよ、上には私が都合、わるかったんだろう」


片岡「..そうですか」


片岡「一応上に話を持ちかけてみますが、期待はしないでください」


朝野「もぉ~退屈ですよ~早く行きましょう!ね?」


三霞島「わかったわかった片岡、君はどこまで届ければいい?」


片岡「いえ、勿論ついていきますよ?」


三霞島「....は?」


片岡「一応命令ですので、連絡は携帯電話で行えばいいじゃないですか」


三霞島「...じゃあいくか」


本当に堅苦しい奴だ


問題はそこではない、吉村と吉野は何を持ち運ぼうとしていた?


むしろ何かを運ぶための旅行鞄なのか?


秘密主義者の奴らだ、やはり盗まれそうになったということであっているのだろうか


...危険は増すが奴らの本拠地に行って片っ端からたたいていくか、


こんな私でも昔は人を守りたくて警察に身を置いていたからな...


民間人に危害が及ぶのは私の良心が許さない、


とは言ったものの人が死んでもいつものことだと思う自分もいる。


何時から私はこんな心になってしまったのだろう


それはもうわかっている。4年前のあの事件からだ、


私は私の周りからすべてを奪ったあいつを絶対に許さない、そう誓ったんだ


場面は変わり旅館


三霞島「私たちは温泉に入ってくるから」


朝野「お留守番お願いね~」


三霞島「あと、私の部屋を勝手に漁らないように」


片岡「わかってますよ..」


しばらく片岡視点になります


不思議な人だな..あの人たちは


でも警察官だったとは驚いたな、今はジャーナリストと言っていたが


何故犯人は怪物だと判断したのだろうか..


片岡のアイデア

...

....

.....

失敗


何かしらの理由があるのでしょうが、気になりますね..


気になると言えばこの部屋、三霞島さんは漁るなと言っていましたけど


何かあるのでしょうか、


片岡の目星

...

....

.....

成功


片岡は不意に押入れに手をかけ、中を見た


中には撮影機材や大き目のカバン..そしてかぎがナンバー式のカギがついている


ギターケースを発見した


片岡「ギターケース?」


何故ジャーナリストがギターケースを?趣味だろうか、


心なしか触れてはいけない気がする..だが持つくらいはいいだろう


..重い、この中は明らかにギターではない、なんだろうか


撮影機材か?中を見なければわからない...


三霞島「...何をやっている?」


片岡「あっ..温泉に行ったんじゃ...」


三霞島「忘れ物だ、勝手に漁るなと言っただろ」


片岡「すみません..あの!この中身は?」


三霞島「....ただの撮影機材だよ」


三霞島「じゃあまたあとで」


次は朝野視点になります


朝野「あぁ~きもちぃ~」


にしてもちょっ~っと嫌なこともあったけど


捜査してる~って感じして楽しいな~


いつもは周りに人いないし、こうやって喋るのも久しぶりだな~


はぁ..大学に戻りたい..


今回の事件の犯人、電話越しに聞こえた三霞島さんのミ=ゴという言葉


あれが犯人なんでしょうかね。


...?今山のほうで何か光ったような..


気のせいですかね、きっと警察の方たちですよね


山に登るなら、救急セット持って行ったほうがいいかな?


朝野「もう少し、リラックスしてから出ようかな」


朝野はこう思ったもう少しみんなと捜査できればな、と


三霞島視点に戻ります


三霞島「と、いうわけで、許可が下りても降りなくても明日山に行くわけだが」


片岡、朝野「えっそうなんですか?」


三霞島「そうなるだろう早めに対処しないとまたいつ人が襲われるかもわからないし」


朝野「それもそうですけど..急じゃあありませんか?」


片岡「そうですよ、もう少し状況を判断してからでもいいのでは?」


三霞島「じゃあ奴らの対処法を教えよう」


朝野「対処法?そんなのあるんですか?」


三霞島「あぁある、まずあいつらは光に弱い」


三霞島「私が車酔いに弱いのとおんなじようなものだな」


朝野「三霞島さん、だから窓全開だったんですね..」


片岡「他には?」


三霞島「それに奴らはつけているものと着けていないものがいるが緑色の``バイオ装甲``というものを持っている」


三霞島「それを身に着けている奴は貫通、拳銃などの威力を極端に下げる」


片岡「じゃあどうすればいいんですか?」


三霞島「肉体言語で教えてやるんだ」


片岡、朝野「.......」


三霞島「ただ、肉体での攻撃にもめっぽう強くてなそれなりにダメージが入りにくい(8ポイントの装甲)


三霞島「拳銃を12~3発撃ち込めば死ぬだろう」


三霞島「そして奴らの武器だがまず、大ハサミ(1d6+組み付き)、噴霧器(1d10)の二つがある。」


三霞島「まずハサミ、ハサミは基本当たりにくいが、専念しないと当たる確率は高い気を付けるように」


朝野「噴霧器ってなんですか?」


三霞島「こう...冷たい冷気を浴びせてくる。すごく痛いぞ」


片岡「まだ怪物の存在は信じられませんが本当ならなんでしっているんです?」


三霞島「..教えてもらったんだよ」


片岡「誰にですか?」


三霞島「...今はいいだろそんな話」


三霞島「噴霧器は広範囲に広がるので非常によけ辛い」


三霞島「そこのところは各自がんばれ」


片岡「もしかして3人で行くんですか!?」


三霞島「当たり前だ、また人が死んではかなわんからな」


朝野「なんだか私疲れたので部屋に戻りますね..」


三霞島「あぁわかったよ、片岡はどうする?」


片岡「私もいったん署に戻ります」


三霞島「じゃあ明日また連絡する、じゃあな」


片岡「はい」


そういうと片岡は帰ってしまった


朝野「ではまたお部屋に来ますね?」


三霞島「あぁわかった」


...

....

.....

明日はミ=ゴと戦う羽目になるだろう


万全の状態で挑まなければいけないな..


アーシェも呼んでやりたいので早めに終わらせよう


三霞島「チケット..用意しなきゃな..」


そうして私は眠りにつく、一時の休みを満喫する..


外は心なしか冷たい風が吹いていた....













読んでくださりありがとうございます。


次回かそのまた次回でいったん一区切りになると思います


読んでくださる方は多くはないですが、読んでくださっている方は


楽しんでいただけると嬉しいです。


また次回もお楽しみに

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