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愛を君に捧げたい
愛を君に捧げたい
笑い方を知らなかった君に
人との話し方を知らなかった君に
瞳に寂しさを宿していた君に
心に優しさを宿していた君に
純粋さを教えてくれた君に
愛を捧げたい
やっと
君を愛していたと気付いたのに
僕は君を失ってしまった
君は いつも先を歩いていた
僕は そんな君をいつも追い越していた
君を追い越すとき
僕は いつも君の顔を見た
そのたびに
君は いつも笑ってくれた
でも
いつも僕は そこで立ち止まってしまった
君を見失って
初めて気付いたんだ
どうして 君の笑顔を見ると立ち止まってしまうのか
それは
僕が君を愛していたからだと
本当は
君を追い越したかったんじゃない
君と並んで歩きたかったんだと
やっと気付いたんだ
優哉
大切なモノは失って初めて分かる。
昔から言われ続けて使い古されてる言葉だけど
それでも消えないのは
きっと、それが真実だからなのかな?
そんな気持ちで描いた作品。