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永遠に君と

"みんな変わっていくのね"

そう言って 君は

寂しそうな笑顔を僕に見せたね

でも

君自身も変わり始めてる事にきづかないのかい

そんな君を見るたびに

僕は 自分も変わり始めてるのかと心配になる


僕には聞こえるんだよ

君の心の叫びが

君の無言の叫びが

聞こえるんだ 伝わるんだ

君の叫びが

"変わりたくない"

"大人になりたくない"

君はそう叫んでいるんだよね


人はいつか大人になる

自然とね

でも 大人になったら

何かを忘れてしまいそうな気がして怖いんだ

みんな 心のどこかでは

それを感じているはずなんだ


ただ 君のように

その心からのメッセージを受け止める事が出来ないだけなんだ

君のように 純粋な瞳を持っていてこそ

初めて受け止める事のできる

心からのメッセージ


君はメッセージを受け止めてから

時の流れに逆らい始めた

僕は 君に期待していた

君が 時の流れに勝つ事に

君が特別な存在に見えたんだ


でも

君が 決して特別な存在なんかじゃなかったって事に

僕が気づいたのは

君が

空の彼方へ はじけた時だった

君は

青空の中に飛び散った

君は

この空のどこかにいる


ねぇ

僕も君の所へ行ってはダメかい

僕もだんだん大人になり始めてるようだよ

だから 大人になる前に

純粋な心の君の所へ

君の所に行けば

大人になり始めた 僕の心にも

また 純粋さを取り戻せるんじゃないかな


だから

君の所に行きたいんだ

君のそばにいて

君を感じていたいんだ

永遠に君と

君を失いたくないんだ


君は

君自身の心のようにもろさがあって 弱さがあって

すぐに壊れてしまうから


だから


僕は


君を守るために


君の所へ行くよ


僕を待っていておくれ


僕は



君に逢いに行く

僕の作品の中では珍しい作品かな?

永遠の別れをテーマにした作品が多いけれど

相手を追いかけると、はっきりと言い切ってる作品は他にはない。

最後の1行が、いつも付けるか付けないか

今だに悩む作品。

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