表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

入学式1

月花視点です。

 この世界には、異能保持者が存在する。何故私が知っているかというと、私もそうだから。正確には、私達だけど…


 風峰月花 15歳。今日から私立氷華学園に通います。


 †††


 事の発端は3ヵ月前。

 お母さんが思い付いたように言ったことからだった。


 "ように"っていうのは、私達の憶測だけど、前々から計画されてたんだと思うから。


 お母さんの話によると、あの学校は表向きには文武両道の名門校だけど、裏では、異能保持者を保護しているみたい。何でお母さんがそれを知ってるかは不明だけど、心当たりならある。


 異能保持者は昔から迫害されたり、利用されてきたから、ひっそりと暮らすようになった。私達の場合、両親の理解を得ているけど、捨てられる場合も多いらしい。異能保持者が生まれる事自体が希だけど。


――『月花。』

『あっ。星君。』

――『早くおいで。』

『うん。今行く。』


 これが私達双子の異能。意識すれば、お互いの意思や記憶が共有できる。さっきのが私の双子の兄、星斗。星君が、今日、入学式で新入生代表を務めるから少し早めに待ち合わせ。日本の高校に入学するにあたって寮生活を始めたから、寮の前に。


 †††


「月花。おはよう。」

「おはよう。星君。」

「行こうか。」

「うん。」



 これから始まる日本での高校生活。どんなものになるかな?――――





誤字・脱字等がありましたらご指摘下さい。

アドバイスをくださると、嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ