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生徒会行事~春~4

月花視点です。

 ぴ───っ!!


 ゲームが始まった。

 ずっと隠れていても良いけど、折角ならゲームを楽しもうかな♪

 女子でも足が速い人は多いみたいだし、この学園、ハイスペックな人が集まっているらしいから、楽しみ!!


 †††


「風峰君、風峰さん。この学園には、女子でも男子より、運動能力が高い生徒も居るので気を抜かないようにしてください。」


「副会長、男子より、というのは、一般高校生男子の平均よりということですか?」


「いえ。この学園男子の平均です。」


「えっ?この学園は、只でさえ一般より上ですよね。」


「はい。ですので、油断しないように。」


「「はい。」」


 少し星君の方を見ると、上手く隠しているけど、浮かない感じがする。私以外の人は気付かない程度の表情の変化。双子だから、わかるって感じ。

 大方、運動神経が良いわけではないからとでも思っているのかな。1つ言っておくと、星君の運動神経は、良いからね。


 †††


 始まって、15分くらいかな??

 今、グラウンドにいるの。



 ――――はっっっ!!!!!!



 今、一瞬、何かの気配を感じた。

 なんと言うか、まだ制御しきれていない時に私達双子も放っていたような、異能を使う時の気配。

 異能保持者は感覚が鋭い。あまりにも大きな力だと、一般人にも感じられるけど、今のは、感じられないくらい微かなもの。

 訓練をすれば、気配を殺すことも、増すこともできるようになる。

 多分、無意識に使ったんだと思う。本人もまだ、自分に異能があると気付いてない可能性が高い。周りの生徒に悟られる前に、生徒会で保護しないと。

 その為にも先ずは、星君に伝えることが先決かな。




『星君。今、大丈夫?』

 ――『ああ。近くに人の気配はない。どうした?』

『あのね、生徒会以外にも異能保持者がいるかも。確証はないけど。』

 ――『成る程。月花は今、どこにいる?』

『グラウンドだよ。追いかけられながら話しているの。』

 ――『蒔いてから、こっちに来て。林の中にいるから。』

『了解。5分で行くね。』



 星君のところに行くためにも、早く蒔かないと。




『───星君。此処までだよ。』



ありがとうございました。


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