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手紙


  千歳へ


今君がこれを読んでいるということは、君は信頼できる我が従者

シロガネに出会ったということだろう。

そして、僕は死んでいる。

僕が死んだ後、君がどう過ごしてきたのかは想像出来ない。

しかしきっと、多くの苦しみを経験してきたのだろう。

君は一人で抱え込んでしまうタイプだから、

そのせいで自ら命を絶とうとしたのかもしれないね。

それをシロガネに助けられた、とか。


あぁ、想像出来ないとか言っておいて勝手なことを言ってしまったね、すまない。

そんなことより、君は今からシロガネと契約するつもりでいるだろう。

そしてそれは、どちらかといえば、君が従者になるものだと思っているよね。

しかし、そうではないんだ。

シロガネが、君の従者になる。

実は君は、Giustiziaが誇る御三家の一つ、シャッテンベルの血を引いているんだ。

Giustizia、御三家、細かいことについては神鳴にでも聞いてくれ。

ともかく、名誉ある家の者だということだ。

まぁだからといって、身構えることはない。

君は君らしくいればいいんだから。


それから、自分一人で抱え込まないこと。

君には味方がたくさんいるはずだ。

君は気付いていないかもしれないけれど、

シロガネ、神鳴、コガネ、他にもたくさんいる。

人間一人では生きていけない、と開き直って頼ればいい。

そして、皆で協力して仕事をしていってほしい。


僕は死んでしまったけれど、ずっと君を見守っているし、君の味方だ。

それを忘れないように。

では、頑張ってくれ。


             君の父親より愛を込めて

                  御影千里  センリ・シャッテンベル


P.S これからの仕事でしてほしいこと、仕事の仕方は別の紙にまとめておいた。

   それも神鳴からもらってね☆

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