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『異能現象』  作者: 黒猫優
一章[異状な世界の現象]
11/28

─孤独な少女の独り言3─

「やっと見つけた、私が分かる人を」

ある少女は、一人、公園で呟く。

その表情には、『嬉しさ』と『寂しさ』があった。

「でも、一人はおしまい何だね。終わりは悲しいね」

それでも、少女の表情には、嬉しさがある。

「もう、一人はおしまい」

次第に、その表情に嬉しさが増えていく。

「良かった……」

安心感が少女を包んだ。ゆったりとした笑みを浮かべて。

「……でも、本当に良かったのかな?」

ケロッと表情が変わった。首も傾げていた。

無邪気な子どものようだった。

「私は……。」

一人、公園で呟く少女には、やはり嬉しさと寂しさがあった。

そして、次第に暴力表情には出ていた。不気味な笑みもその顔に出ていた。

無意識に、無我に、無感情に。

そして、その少女は『遠松菜谷』に似ていた。

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