第二話『白龍討伐?』
ロリータ「お兄ちゃん!これやろう!」
冒険者登録してから数日、着々と戦闘慣れしていった。
そして、今、ロリータが持ってきた手配書は、
シイナ「おぉ〜!白龍討伐か!いいね!」
ヴェル「白龍とはなんだ?」
シイナ「ヴェル、本当に魔王?」
ヴェル「せ、世間知らずなだけだ!」
シイナ「ま、行くか!」
※※※
白龍「グォぉぉぉぉぉ!!!」
シイナ「すごい咆哮だ、」
ヴェル「えい!」
白龍は危険を察知してすぐに逃げた。
シイナ「おっりゃぁ!」
剣を白龍の体に刺そうとしたが、
鱗が固くて、刺せなかった。
シイナ「固すぎる!」
白龍が口に魔力を込め、放とうとした、が、
シイナ「弱点を出したな!」
そう、龍の弱点は、鱗がないお腹の部分である。
シイナ「スキル:短移動」
シイナ「スキル:武器強化」
白龍は逃げようとしたが、
エリス「スキル:拘束」
シイナ「ナイスだ!エリス!」
ロリータ「スキル付与:跳躍強化」
ロリータ「がんばれ〜!!」
シイナ「りゃぁ!!」
白龍「ヴぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
シイナ「よし、倒し、は?」
白龍「ん、ん、ん、、、」
「「「「人になってる〜!!??」」」」
白龍「んー、お腹すいた、」
ロリータ「はいこれ!食べて!」
白龍「か、か、か、かわいい、!」
ロリータ「えへへ!ありがとう!」
シイナ「は、白龍が、人に、、」
白龍「人間よ、、何を驚いているのだ?」
ヴェル「白龍とは、お前のことだったのか、ハウル、」
ハウル「魔王様!どうしてここに?!」
ヴェル「今はな、色々とあって、」
ヴェルがハウルに今までのことを説明した。
ハウル「なるほど、」
すると、ロリータがハウルの胸を掴み、
こう言った。
ロリータ「お姉ちゃん!おっぱい大きいね!」
突然の事にその場にいた皆、吹き出してしまった。
エリス「私!私のも!大きいですよ!」
ロリータ「エリスお姉ちゃんのも大きいよ!」
エリス「ぐはぁッ、」
シイナ「エリスさ〜ん?!?!?!」
さすが、ロリータの可愛さは破滅級だ。
ロリータ「ねぇ!ハウルお姉ちゃん!仲間にならない?」
ハウル「う〜ん、だが、ここを守らなければ、」
ヴェル「頼む!お願いだ!」
ハウル「まぁ、魔王様のお願いであれば、」
「「「「やった〜!」」」」
「白龍:ハウル」が仲間になった。
※※※
シイナ「カレー!出来たよ〜!」
「「「「わ〜い!」」」」
なぜ、俺がカレーを作っているのかと言うと、
俺とエリスさん以外は、家事が全く持ってできない、
エリスさんも、「料理」が出来ないのだ、
エリス「本当にありがとうございます。」
シイナ「いえいえ、まだ勇者だった時も、俺以外のパーティメンバー、料理できなかったんで!」
※※※
ハウル「はぁ、お腹いっぱいで眠たくなってきたぞ、(ウトウト)」
ロリータ「膝枕してあげる〜!」
ハウル「いいのか?!!」
ロリータ「うん!」
ロリータ「よしよ〜し」
ハウル「はぅ、」
ハウルが、ロリータに膝枕され、顔がとろーんとなっているその時、
思いっきりドアが開いた。
リフト「シイナさん!大変です!」
シイナ「どうしました?」
リフト「白龍が、白龍が、不自然消滅したんですよ!」
シイナ「あ、それって、」
リフト「それで、!実は頼み事があるんですけど、」
シイナ「なんですか?」
リフト「白龍の不自然消滅で、調査をして欲しいのですが、今、その白龍の洞窟から、謎のガスが出ておりまして、危険なので、報酬は、いつもの10倍!500万ログでどうでしょうか!?」
シイナ「なるほど、、でもなんで俺のとこに?」
リフト「いや、あなたたちのパーティが強すぎるからですよ、」
シイナ「まぁ、わかりました、?」
リフト「ではお願いします!」
シイナ「あ、ちょ!」
リフトさんは、急いで店へ戻った。
ハウル「嵐みたいな奴だったな」
シイナ「そう言う人なんですよ、」
ハウル「そうか、」
ロリータ「よ〜しよし」
ハウル「はぅぅ、」
ロリータ「かわいいですねぇ」
ハウル「エヘエヘ」
シイナ「よし!ではこれから!白龍の洞窟謎ガス調査へ行きたいと思います!」
シイナ「準備はできてる?」
「「「「は〜い!」」」」
シイナ「では〜、行くぞ〜!」
「「「「お〜!」」」」
※※※
エリス「確かに、凄くガスが充満してますね、」
ハウル「ここは元々、毒ガス地帯だったんだ、」
ヴェル「なるほど、」
ハウル「我は時々ここを離れたりするが、大体はここにいる。」
ロリータ「それはなんで〜?」
ハウル「ここの洞窟のガスを充満させない為だ!」
シイナ「なるほどなぁ、、ガスが出る元凶ってあるのか?」
ハウル「あれだ。」
ハウルが指を刺した先には、
波光石があった。
波光石
波光石は光を放つ代償として、
ガスを毒ガスを出す。
ハウル「私にはどうにもできな、」
ヴェル「えいッ!」
ヴェルは、
なんと拳一発で波光石を壊してしまった。
ハウル「ええぇぇぇえ?!」
ハウル「それ!私が壊そうとしても壊れなかったんだけど?!」
ヴェル「あら、そうなの?」
ヴェル「ハウルが弱くなったんじゃない?」
ハウル「魔王様、今の言葉は聞き捨てならないですぞ、」
ヴェル「あら?今やるつもり?今やったらあなたの大好きなロリータが怪我しちゃうわよ?」
ハウル「くッ」
シイナ「はいはい、とにかく!波光石壊すぞ〜!」
「「「「お〜!」」」」
ロリータ「えい!えい!なかなか壊れない〜、」
シイナ「えいッ!」
シイナ「ロリータは俺たちに身体強化を付けてくれないか?」
ロリータ「うん!わかった!」
シイナ「ハウル!今ロリータが身体強化を付けた!多分壊せるはずだ!」
ハウル「本当か?!」
ハウル「なら!」
ハウル「えいッ!」
ハウル「壊せたぞ!やっと壊せた!」
ロリータ「えらいよ〜ハウルお姉ちゃん!」
ハウル「えへへへ」
やっぱりハウルはロリータが何かすると幼児退行するなぁ、
ロリータ強し、
※数分後※
「「「「「やっと終わったぁ〜」」」」」
シイナ「よし!じゃあ、依頼完了ということで!戻りますか!」
「「「「やった〜!」」」」
※※※
リフト「えっとぉ、調査だけでいいと言ったんですが、」
シイナ「元凶見つかったんで壊してきました!」
リフト「元凶はなんだったんですか?」
シイナ「波光石でした!」
リフト「本当ですか?!」
リフト「それはなかなか興味深い、」
リフト「では、これ!」
俺は、リフトさんからいつもの10倍の500万ログを貰った。
シイナ「ありがとうございます!」
シイナ「これを使って!みんなの武器買おうか!」
「「「「やった〜!」」」」