第一話『追放』
ある日、勇者は魔王を討伐できず街を追放された。
その勇者は、俺、シイナ・リンゴだ。(椎名林檎じゃないよ。)
ヴィクト王「分かっているよなぁ?リンゴぉ?」
シイナ「は、はい、(なんでその名を、)」
ヴィクト王「追放だ」
シイナ「わかり、ました、」
と、言う事があって、今、
「魔王城」の門の前である。
???「おや、客人のようだな」
シイナ「ヴェルロリータ、」
ヴェルロリータ「どうした!シイナよ!」
シイナ「お前の、側近に置いてくれないか?」
ヴェルロリータ「、、、は?」
ヴェルロリータ「な、何を言っているんだ、?お前は、勇者であろう、」
シイナ「お前倒せなかったから王に勇者辞めさせられて王都を追放された。」
ヴェルロリータ「、、、、なるほど私の責任と言うことか、」
シイナ「いや別に、」
ヴェルロリータ「側近、いや!夫にしよう!」
ヴェルロリータ「よし決定!」
シイナ「、、、、、ゔぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇえ?!?!」
ヴェルロリータ「おっと、」
ヴェルロリータがくらつき倒れかけた。
シイナ「大丈夫、、か?!」
ヴェルロリータが倒れかけたところを助けるとヴェルロリータの身体は小さくなり、髪も赤がかった黒から、ピンク色になった。
ヴェルロリータ「おっと、魔力切れか、」
シイナ「か、か、身体小さくなってるけど、?」
ヴェルロリータ「この姿は、魔力切れを起こすとこうなるんだ、、、あ、ちなみに魔力切れなくても変身可能だぞ?」
シイナ「変身の意味なくね?」
ヴェルロリータ「確かに」
ヴェルロリータ「そろそろ戻すか」
すると、ヴェルロリータの体は、元に戻った、のだが、
ヴェルロリータ「よし戻った!」
ヴェルロリータ「どうした?シイナ?」
シイナ「ま、ま、ま、ま、ま、魔王が2人ぃぃいぃぃぃ?!?!」
エリス「どうしました!魔王さ、ま、」
エリス「か、か、か、か、かわぃぃいぃぃぃぃぃぃぃ?!?!」
ヴェルロリータ「わ、私がもう1人?!」
ヴェルロリータ「ほ、本当だ!なんだこのチビは!」
シイナ「お前自身だよ、」
ヴェルロリータ「はっ!そうか!」
すると身体が「小さい」方のヴェルロリータが目を覚ました。
ヴェルロリータ「お兄ちゃん!」
なんと、ヴェルロリータ(小さい方)が抱きついてきた
シイナ「ふぁッ?!」
ヴェルロリータ「お兄ちゃん!大好き!」
シイナ「助けてくれよ!ヴェルロリータ!」
ヴェルロリータ「私のシイナから離れろ私!」
ヴェルロリータがヴェルロリータを俺から引き剥がそうとするが、
ヴェルロリータ「いやだ!お兄ちゃんから離れない!」
シイナ「ちょ、ちょっと待て!」
シイナ「ま、まず、どうしてこうなった、」
ヴェルロリータ「わからん!」
ヴェルロリータ「エリス何かわかるか?」
エリス「い、いえ、わかりません、」
シイナ「ま、まずわかりやすいように名前をつけよう、」
シイナ「ヴォルフとロヴァリスとか?」
ヴェルロリータ「×」
ヴェルロリータ「×」
エリス「×」
シイナ「お前もか、」
エリス「ネーミングセンス皆無ですね、」
シイナ「すいません、」
エリス「ヴェルとロリータにしましょう!」
ヴェル「○」
ロリータ「○」
シイナ「なんかロリータって危ない響きな気がするけど、まあいっか、」
ロリータ「お兄ちゃん好きぃ〜」
ヴェル「だから、離れなさい!」
シイナ「どうすればいいでしょうか、エリスさん、って、怖い怖い怖い、怖いですってエリスさん、」
ロリータ「お兄ちゃん!私、冒険、したいなぁ、」
シイナ「いいよッ!」
はッ!つい、いいよと言ってしまった、
ロリータ「いいの?!なら行こうよ!ヴェルとエリス連れて!」
し、仕方ない、言ってしまったからには、断ることは出来ない、
シイナ「分かった!2人とも連れてくるよ!」
シイナ「と、言うことで、行かない?」
ヴェル「いいぞ!我が夫よ!」
シイナ「夫じゃないよ?」
エリス「ロリータ様が言うならまぁ、」
と、体をクネクネさせながら言った。
シイナ「行くぞー!」
ヴェル「の、前に、」
突然ヴェルがキスをしてきた。
シイナ「な、な、な、な、何を?!」
ヴェル「??力を分けただけだぞ?」
ロリータ「なら私も、」
ロリータもキスをしてきた。
シイナ「んー!!」
ヴェル「ははッ!可愛いな!シイナ!」
シイナ「と、とにかく行くよ!」
ロリータ「冒険!頑張るぞ〜!」
「「「お〜!」」」
※※※
リフト「あ、!シイナさん!お久しぶりです!」
シイナ「お久しぶりです!リフトさん!」
あの後、まずは、最初の町「ブースト」に行き冒険者登録をしにきた。
リフト「今日はどうしたんですか?」
シイナ「実は、」
リフト「なるほど!お仲間の冒険者登録ですか!」
シイナ「あと、俺も剥奪されたからもう一回お願いします!」
リフト「任せてください!」
リフトさんは、機械を持ってきた。
ロリータ「お兄ちゃん!これ何?」
シイナ「これは、冒険者登録に必要な機械なんだ。」
ロリータ「最初!最初にやりたい!」
リフト「いいよぉ〜!これに手を乗っけてねぇ〜」
ロリータ「は〜い!」
ロリータが機械を手を乗せた。
すると機械から紙が出てきて文字が書かれてあった。
リフト「えぇ?!」
店の中にいた全員がこっちに目線を向けた。
リフト「あわわわわわわわ、」
なんと紙に書かれていた数値は、
レベル、魔力、知力が数値カンストしており、
剣術は20、耐久力が40、体術0だった。
シイナ「凄いなぁ!ロリータ!」
ロリータ「えへへへへ」
ヴェル「次!私がやる!」
リフト「は〜い!では手を乗っけてください!」
紙が出てきた。
リフト「えぇ?!」
再び店にいた全員が目線を向けた。
ヴェル「ぉぉおぉ!!」
シイナ「どうした?」
紙を覗くとそこには、
レベル、剣術、体術、魔術、耐久力は、カンストしていたが、
知力「だけ」が、普通より少し高いくらいだった。
シイナ「よ〜しよしよし」
ヴェルはロリータの方を向き
ヴェル「ふっ!」
と、言った。
ロリータ「次!エリスお姉ちゃん!」
エリス「は、はい!ロリータ様!」
リフト「なんか、シイナさん大変そうだな、(あはは、)」
エリス「惜しい、ですね。」
レベル、剣術、耐久力、魔力、体術、知力が全て80だった。
シイナ「いや、普通に凄いじゃん!?」
エリス「いえいえ、」
シイナ「リフトさん!お願いします!」
リフト「どうぞ!」
シイナ「正直劣ってるよなぁ、俺、」
リフト「え?!?!?!」
またまたまた、店にいる全員がこっちを見た。
リフト「ぜ、ぜ、ぜ、全部カンスト?!?!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「えええええええええええええ?!?!?!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
シイナ「あ、ほんとだ(ホっ、)」
リフト「何落ち着いてるんですか!!!!」
リフト「全カンストですよ!全カンストですよ!」
シイナ「うん!そうだね!」
リフトさんは引いてる表情をしながら、俺たちにカードを渡した。
リフト「コ、コノカードハ、イロニヨッテランクガアリマス、」
と、カタコトの言葉で説明をした。
リフト「デハ、ボウケンヲタノシンデ」
シイナ「ありがとうございます!では!また!」
リフト「アリガトウゴザイマシタ、」
※※※
シイナ「3人とも職業は何にする?」
ロリータ「魔法使い、回復士にします!」
シイナ「おぉ!二つも取るのか!凄いなぁ!」
ロリータ「えへへへへ」
エリス「私は、短剣士にします!」
シイナ「短剣士かぁ、すごく似合ってるよ!」
エリス「あ、ありがとうございます。」
シイナ「ヴェルはどうする?」
ヴェル「わ、私は、」
ヴェルは、モジモジしながら言った。
ヴェル「バ、狂戦士、、、」
シイナ「とても似合ってるよ!僕はそう思う!」
ヴェル「そう?ありがとう!」
ヴェルは僕に嬉しそうに抱きついてきた。
シイナ「ヴェルやめて〜!」
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