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M・C・O 植物好きの道草集め  作者: 焦げたきなこ
第3章 村の宴会
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131話 フォンとアクセサリー

作者は東日本出身です。

 よし、そうと決まれば色々と今から準備をしなきゃな…ただその前にだ。

「宴会の準備ってどこまで進んでいるんですか?何か手伝えることがあればやりたいんです」

「ほとんど終わってるね!後は今日の夕方ぐらいにでも広場にシートを広げたりするぐらいかねぇ」

「主賓ですので待っていただくだけでも良いのですが…」

「じっとしてるのもなんですんで、それだけでも手伝います!それに一緒に準備した方が楽しいですし」

「ふむ、退屈されるよりは楽しまれた方が良さそうですな」

「ならお願いしようかね!」

『ふぬ!』

 フェルもやる気十分だな。ただお前さんは村じゃ飛べそうにないし……そうだ!


「旗でシートの位置調整を頼むぞ」

『ん!』

 ピリンさんから受け取った旗はマジックバッグに仕舞ってあるんだよ。あの時に返すタイミングが無くてなぁ…

「では夕方はよろしくお願いいたします」

「はい!」

 ついでに広場にある井戸で水も汲ませてもらおうかな。水は幾らあってもいいですからね。


『んふー』

「何?今から宴会のご飯が楽しみだって?…まだ早くないか」

「ずっとキッチンで手伝っていたからかもしれないねぇ」

「ん?どういうことです?」

「食事は各自で自信のあるものを幾つか持ち寄るように伝えておりますので、それで色々と準備したのですよ」

「あたしは簡単につまめるナッツにしたけどね」

「私は久しぶりの宴会ということでフォンを複数用意いたしました」

『あぅ!』

「ええ、フェル君にも大分お世話になりましたな」

『んふぅ~♪』


 ご機嫌なフェルを他所に衝撃を受けるモルト。まさかのフォン・ド・ヴォー以外のも使ってたのかよ!その香りをずっと嗅いでいたとなれば楽しみにもなるか……というか複数種類あるのね?そこを初めて知った…いや、そういやキジやウサギとかのジビエを使ったスープみたいなのでフォン・ド・ジビエってのがあるってのを、鹿とキョンの駆除を調べた時にチラッと見たような気がする。

 何でそんなものを調べていたのかって?ヤマウドとかの山菜が山から消える原因だって祖父ちゃんが言ってたんで色々見てみたんだ……天敵がいなくなったから最近生息数爆増中らしいな?


「まぁ、私たちが持ち寄る量以上の物をパネットが作っているだろうけどね!あくまでもメインはあっちさね!」

「流石に本職には負けますからな」

「いや、十分以上に美味しかったですよ?」

『ん!ん~ぅ』

 フェルもそうだそうだと頷いている。




 夕方以降の予定は出来たけど、それまでの時間が暇だし村を出た後の準備をやっていくとするか。今回ヒール草の他にキュアベリーの株を採取して思ったのが、シャベルじゃ採取するのに時間が掛かるってことだ…細かく土を払ったり根が細かったり弱い植物の場合だったら慎重にやりたいから良いんだけど、もっとガボっと掘りたいときにはスコップが必要だと思うんだ。それに植え替えをするときにも穴は大きく開けてから入れたいしな!


「となると雑貨屋に揃えに行きたいな。今日は火の日ですよね?」

「ええ。ただプロングには宴会の焚火の準備に専念して欲しいと伝えておりまして…雑貨屋の奥か家の工房にいるとは思うのですが」

「なんというか、集中しきっていそうな感じがしますね…」

「感じというかまさにそうさね。一応木材を受け取った後に声を掛けたピリンに反応する理性はあったみたいだけど、今は変な笑みを浮かべながら彫りをしてるそうだよ」

 う~ん、錬金の時以上に酷そうだ。そうなると雑貨屋で道具をそろえるのは宴会の後になりそうだしどうしたもんか。流石にまた野草取りをするわけにもいかないし…というかあの時言ってたけど、ピリンさんはパネットさんを本当に置いていった可能性あるな?達って言ってないし。


「まだモンスターって戻ってきていませんかね?」

「未だに逃げ遅れたゴブリン以外の目撃情報は入ってきておりませんな」

「そのゴブリンも、宴前でテンションの上がった村の奴らが狩りまくってるからもう居ないだろうけどね」

 うわぁ…同情の心は湧いてこないけど、気の毒だとは思う。ほんの少しだけだけどな!ただそうなると夕方まですることが本当にないぞ。掲示板を見ようにもエルダートレントの騒動で騒がしくなってそうだから面倒だし。

『あぅ!』

「ん?俺の腕を指さしてどうした?」

『んーん!ぴーぃ!』

 腕じゃなくてそこに着けてる腕輪ね。んでピリンさん?……あ、そういうことか!


「そういやアクセサリー作ってもらう約束してたな」

 ついでに手振り旗をもう少し借りるって伝えておこう。なんだ、意外とやることがあるじゃないか。

『ん!むん!』

「それを付けてムキムキになるって…あんまり期待するなよ?」

「どうなるかは分かりかねますが、妖精に作るアクセサリーとなれば全力で作ってくれるでしょうな」

「それはなんとなく分かります」

 あの両親(プロング&パネット)の娘さんですもの。下手すれば寝食放棄して作りそうだからそこだけは注意しておかないと。後ムキムキにはしないようにお願いしておかないとな。



 俺の横をジェットで飛ぶ小さなムキムキ妖精とかギャグだよもう。

飛びながら笑顔でモストマスキュラーをする。


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― 新着の感想 ―
どうせどっかのプレイヤーが超◯貴めいた筋肉モリモリマッチョの妖精とうっかり仲良くなって連れ歩くハメになるさwww
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