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M・C・O 植物好きの道草集め  作者: 焦げたきなこ
第2章 1人きりの妖精
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99話 リザルトと残留物

リザルト及びレベルアップ回…フェルまで追加すると多くなりすぎるのでそれはまたの機会に。

「ふわぁ…お見事ー!」

『おぉー!』

 そうフォルクさんの一撃に興奮するピリンさんとフェル。そして


「…うん」

 やけに落ち着いた俺。いやまぁ、フォルクさんがやった事がとんでもないってことは分かるんだ…ただ今までの事(ウィーツとパネット)があるのと、直前のふっ飛ばしやらが重なってな。よく驚きが連続すると逆に冷静になるって言うじゃないか――それを体感するとは思わなかったよ。


<レイドボス個体:エルダートレント・再生変異種を討伐>

<エルダートレント・再の木材×50、エルダートレント・再の枝×20、エルダートレント・再の樹液×500、エルダートレント・再の濃縮樹液(薄)×30、エルダートレント・再の濃縮樹液(濃)×30、魔樹の苗×3、エルダートレント・再の瘤を獲得しました>

<レイドボスのプレイヤー初討伐になります。称号:強襲者の獲得及び、レイドボス討伐の称号:老大樹の伐採者を獲得しました>

<一定レベル上のモンスターを討伐したことにより、称号:ジャイアントキリングを獲得しました>

<行動により称号:直線番長を獲得しました>

<レベルが上昇し、スキルポイントを2獲得しました>

<土魔法が8まで上昇し、アースピラーを習得しました>

<火魔法が5まで上昇し、ファイヤバレット、エディファイヤを習得しました>

<テイムが3まで上昇し、連れ歩く事の可能な仲間の数が上昇しました>


「そんでこっちの情報も多いって」

 目の前に突然広がるんじゃないよ…おかげで余計冷静になったぞ。それにしてもスキルの上昇も凄いけど称号の数が一気に4つも増えたのが驚きだ。これで合計6つになるし、大分多い方なんじゃないだろうか?


「レベルも6だったのが8まで上がってるし、実際はかなりの強敵扱いだったんだろうなぁ」

 ちょっとこちら側にイレギュラーが居すぎたばかりにポンポン討伐されちゃったけどさ。


 名前:モルト 種族:土龍人 Lv6+2

 ジョブ:ノービス Lv6+2

 HP:57+19 MP:92+24

 筋力:30+9 頑強:52+15 俊敏:18+5

 器用:29+7 知力:46+16 精神:26+8

 幸運:24+1

 上昇スキル:【土魔法6+2】【火魔法1+4】【テイム2+2】【鑑定3+1】【魔力視4+2】

 残りSP:1+10


 こんな感じに上がった。いや火魔法上がりすぎだろう…確かに取得してからMPの多さからバカすか撃ってたけどさ。あと称号の直線番長!なぜそんな称号作った!?間違いなくネタ称号だろこれ!

「めっちゃ確認したいけど…今はそれを確認するべきじゃないな」

 ”おおーい!こっちに来て手伝っておくれー!”

 ”流石にこの量は整理するのに時間がかかりますなぁ”


 そうウィーツが叫ぶ方を見ると先ほどまで鎮座していた割れた切り株が消滅しており、そこにはおびただしい数の木材系のアイテムと樽が山のように置かれていた。

「プレイヤーの場合はそのままマジックバッグに入るのに、こういうところ不便だよなぁ…今行きまーす!」

 そう言って未だ目をキラキラと輝かせるフェルとピリンを連れ、仕分け作業に向かった。




「殆どが木材というか薪ですね」

「まぁ相手がエルダートレントで樹木のモンスターでしたからな」

 そりゃそうか。これで肉とかドロップしてたら明らかにおかしいもんな…いや、内部に虫とか住んでれば可能性が無くは――この考えはやめよう。前にこんな感じの話を母さんの近くでしたら、物凄いオーラを出しながら説教された思い出があるし。

「高級な物のはずなのにいっぱいあって実感がわかないー」

『んぬぅ』

「ですねぇ」

【エルダートレント・再の木材・品質8:元となった樹木により硬さ等の差異が存在するが、魔法使いの杖としては憧れと呼ばれる事があるほど魔力への親和性が高い木材。再生変異種のため回復魔法系統への有用性が高い】


 その憧れが山のように積まれてますよ魔法使いの皆さん!いや、俺もステータス的には魔法使いなんだけど杖は持つことがないと思うんだよなぁ…仕込み杖みたいな感じで鉈入れらんないかな。

「それにまだまだ追加があるものね~」

「ええまぁ、まさかアレが残るとは思いませんでしたね」

「途中で根が繋がってはいましたからな」

 そのアレが何かというと、ウィーツさんが伐採したエルダートレントの上部分だ。え、あれ残ったの?と思うかもしれないけど不思議なことに残ったんだよ…俺へのドロップとこの落ちてるドロップで明らかに切り株の木材の量越えてる気がするのに、物理法則はどこに行ったんだ?


 ”いよっと!”

 ガッ!ガガ!

 そんな掛け声とともに、上部分の太い幹がドンドンウィーツさんが持つ鋸によって輪切りにされていく。枝はファイヤーボールとかで燃えてたから切り落としてたけど、それでもすごい量になりそうだなー。

「ウィーツが伐採取得の量が増えるスキルを持っていたばかりに、苦労をおかけいたします…」

 成程、スキルによって物理法則はどこかに行ってたんだな。

そんな物理法則無視スキルを2つ持っている人がどっかにいますねぇ…


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