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黒い桜~The black cherry blossom ~  作者: 佐久間五十六


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Win-Win

 体力と智力、両方の充実に努めなくてはならないのもSBU隊員の宿命だ。寧ろ、バランスが高いレベルでとれてこそのSBU隊員とも言える。

 特殊部隊は、投入される作戦のほとんどが、頭脳戦を駆使して、体力も極限まで使う極地戦がほとんどだろう。どのような状況であっても、冷静な判断力が求められる上に、尋常ではない体力的な負担を強いられる。そこでモノを言うのが、普段の訓練や鍛練だ。

 地力をつけないと生き残っていけない世界なのだ。智力を上昇させて、引き出しを増やす。体力が上昇すれば任務の難易度に関わらず、余裕を持って対処する事が出来る。体力、智力のバランスが彼等SBU隊員の生命線であると言える。だがそれは、スタートラインに過ぎない。

 自分達が最後の砦だという実感があれば、ストイックに何処までも自分を追い込み能力を高めようとする。どんな任務であっても、対処出来る様にする事が、SBU隊員に与えられた"仕事(ミッション)"なのだ。

 決まりきった正解がない以上、答えは隊員それぞれが判断しなければならない。もし仮に、ある隊員が間違っていても、チームを組んでやれば、そのミステイクに気付けるというメリットがある。

 自分がもし、判断を間違ってしまったとしても、その他の隊員に迷惑をかける事になっても、「お互い様だろ?」と言い合えるようになる。少ない中でお互いをカバーしあっていく。そういうwin-winの関係が出来上がるのが理想だろう。戦友であり、かけがえのない仲間なのだ。その認識があって初めてSBU隊員として本物になったと言えるのだ。

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