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黒い桜~The black cherry blossom ~  作者: 佐久間五十六


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世界最強の軍事同盟

 SBUの高い練度を維持していく為には、ハードな訓練が必要不可欠である。とりわけ、実戦に近い形の演習と他国部隊との合同演習は、定期的に行う必要がある。

 特殊部隊は、その性質上個人の体力や能力をいくら高めても、部隊の完成度が高まるとは、必ずしも限らない。勿論、個人のスペックが高い事は最低条件として、チームとして、部隊としてきちんと機能出来るか?という事の方が重要である。

 それを実現する為には、他国部隊の手を借りるのが最も効率的で、能率的だ。勿論、合同演習の目的はそれだけではない。いざ危機が起きた時にお互いの国同士で助け合う事が出来る様になる。

 例えば、アメリカ海軍が困難に巻き込まれたと仮定しよう。アメリカは当然自国のあらゆる部隊を投入し、事態の打開を図ろうとする。しかし、それでも事態が動かない事もあるだろう。そこで白羽の矢が立ったのが、合同訓練で力をつけた日本の海上自衛隊のSBUが参戦するという選択肢があれば、アメリカにとっても、事態の打開をする為のオプションが増える事になる。

 逆の展開も同じで、日本が武力侵攻を受けている最中、SBUが出動(でばる)必要性がある中で、そんな危機的な状況で、ネイビーシールズに応援を要請し、合同で事態に対処出来る様になる。

 まだまだ、その様な段階(フェーズ)には至って無いが、同盟とは本来相互依存体質の様なものであり、どちらか一方が片務的になっている物を同盟とは呼ばないものである。これから世界がどう変わって行くかは誰にも分からない。しかしながら、そんな不安定な世の中にあって、日米両国は好調な同盟関係を長年築いて来た。勿論、一縷の問題が無かったと言えば、嘘になるが現状では、日米同盟というものが世界最強の軍事同盟である事を疑う者はおるまい。先の事は分からないが…。

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