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黒い桜~The black cherry blossom ~  作者: 佐久間五十六


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恋と愛

 青野と赤村の恋人についても触れておきたい。青野の恋人は学生時代から親交のあった、幼馴染みの高嶺結衣である。二人とも、仲もよろしくお互い愛し合っていた。SBUのような閉鎖的な環境にあった青野は、高嶺の存在は大きかった。心に潤いが残るというか、人間さを忘れないでいられるというか。そんな高嶺に青野が1つだけ隠していた事がある。青野がSBU隊員である事である。

 機密保持の観点から、たとえ信頼のおける高嶺でも、部隊の事だけは話さなかった。正体は明かさない。それがSBU隊員の暗黙のルールだった。だから高嶺は、青野の事を普通の海上自衛官としか知らなかった。高嶺自身はもう社会人になっていて、地元広島の会社でOLとして働いていた。学生時代とは勝手が違うのはお互い様だったが、かなりの頻度で頻繁に会ってはデートを重ねていた。

 一方で、赤村も以前少し触れたように禁断の恋をしていた。その相手は、驚くべき事に上官でSBU唯一の女性隊員である大滝愛三等海曹と、恋に落ちていた。先に声を欠けたのは、以外にも大滝三曹の方であった。最初のうちは戸惑ったが特に、"SBU隊員同士が恋愛してはいけないと言ったルールはないし、自衛官全員が一般の社会人と同様に恋愛をする事は認められている"という大滝三曹の言葉で、交際する運びとなった。

 大滝三曹は、プライベートでも人が変わらない。ズバッと言いたい事は言うし、何よりも赤村は完全に尻に敷かれていた。それでも不思議と大滝三曹と付き合っていて苦になる事はなかった。赤村と大滝三曹のカップルは狭いSBU内でもすぐに知れ渡る事になり、二人は事ある毎にいじられ部隊のムードメーカー的カップルになって行ったのであった。男には女の力が必要な事もある。とは言え、今はトランスジェンダーの時代である。愛は性別を問わない時代に変わって来たのである。

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