表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒い桜~The black cherry blossom ~  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/239

帝国海軍以来のプライド

 日本が核兵器も原子力空母も原子力潜水艦も、憲法で定められているのだから、現状においては無いものねだりをしても仕方ない。苦肉の策として生まれたSBUですら、効果は極めて限定的で、日本の制海権に対するインパクトにはならない。

 少なくとも、ロシア、中国、朝鮮と言った日本の周辺国への抑止力にならなければ、意味はない。だが、日本には原子力空母や原子力潜水艦にも勝るとも劣らない、帝国海軍時代からのプライドがある。プライドで防衛とは、如何にも前時代的で、精神主義の大好きな日本人らしいが、まぁ、そこは目をつむろう。

 確かに物理的にはプライドは何も関係はない。しかしながら、国防とはプライドを持った、誇り高き人間達によって、行われるべきであり、世界の国防に携わる人間は皆等しくプライドと実力を持っている。そのプライドをかけた戦いが戦争であり、政治の代行者としての任務を果たしているに過ぎない。プライドだけで国は守れない。しかしながら、今日本に一番必要な物は、敗戦によって、失われたプライドを取り戻す事である。その為にはなにがなんでも強国になる必要がある。

 力無き正義が無力なように、正義無き力もまた無力なのである。プライドで国が守れるならばこんなに楽な事はない。しかしながら、果たしてプライドのない人間に国家の国運を託すほど、世界の一等国は愚かでは無いだろう。それにこれまでもそうであったはずである。兵器には敵わない事もある。それでもプライドを持った戦士の攻撃に勝る"兵器"はないのであろうと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ