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黒い桜~The black cherry blossom ~  作者: 佐久間五十六


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出来ないとは言えない部隊

 SBU隊員は体を鍛え上げるだけではなく、座学もする。戦線の最前線では、頼れる物は己の知識と力しかないからだ。下ッ端の兵士に知識など必要ないと思われるが、SBU隊員を務めるなら、最低限生き残る為のサバイバル戦術位は満足に使えなければ、お話にならない。語学力も必要だ。

 特殊部隊という手前、その訓練や装備は一般の部隊とは大きく異なる。特殊部隊と名乗る以上は、SBU隊員に無双の体力を身に付ける必要がある。その無双の体力も使い方を間違えれば、まるで意味がない。SBU部隊に求められるのは、ただ単に結果と成果のみである。

 残念ながら過程が大事と言った理論や、一生懸命にやってる等と言った精神論は、SBU隊員には不用だ。求められる物は結果だけ。現実というのはそんなに甘いものではない。そこまで徹底するのには、理由がある。

 SBU以外の部隊で手に終える事案なら、恐らくSBU隊員は必要ない。SBUに出動要請が出るのは、それなりの事案であり、SBUで手に終えなければ、日本には恐らく海上部隊はない。これは何度も言う様だが、SBUは最後の砦なのである。海上自衛隊の部隊でありながら、日本国のプライドを背負い戦わねばならない。

 日本の海を守る以上、「出来ない」とは言えない部隊なのである。そういった位置付けになっている以上、仲間の助けや他の人間がやってくれる等と言った他力本願な思考では、自分もSBUも成り立たないのだ。

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