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海上自衛隊特別警備隊第一小隊メンバー顔ぶれ

 この日は副隊長以下26名の第一小隊に所属する、SBU隊員との顔合わせの日であった。

 「おい、青野? お前緊張してんのか?」

 「そりゃ、緊張するだろ? どんな猛者が集まってるのかって、赤村は思わない…。みてぇだな。」

 「早速お出ましのようだぜ! バラクラバはしてねぇみたいだな。」

 青野と赤村の二人の新隊員の前に、階級章や名札など何もつけていない黒いつなぎの男達がぞくぞくと現れた。皆、若くて体躯の良い人達ばかりだ。小隊長の井口二佐が一人一人紹介してくれる。ちなみに小隊長の井口二佐と副小隊長以外はA班、B班、C班のいずれかに配属されていた。編成は以下の通り。

 A班班長 角野一等海尉、副班長 西浦二等海尉、以下平隊員格 大黒三等海尉、倉岩海曹長、明日山一等海曹、海沼二等海曹、大滝三等海曹、川村海士長、+青野二等海士、赤村二等海士

 B班班長 小野沢一等海尉、副班長 杉沢田二等海尉、以下平隊員格 大川井三等海尉、山戸川海曹長、黒中一等海曹、相野二等海曹、沢部三等海曹、榮倉海士長、黄村一等海士

 C班班長 魚住田一等海尉、副班長 三田川二等海尉、以下平隊員格 露戸井三等海尉、豪野准海尉、村岩一等海曹、寺井二等海曹、敷沢三等海曹、土井海士長、流沢一等海士

 副小隊長は、三等海佐(少佐クラス)の栄田佐文(さかえださもん)41歳と紹介された。この中で、班長・副班長、副小隊長、小隊長の四人は力を持っている事が分かった。後の面々は大した力の差があるわけではなく、幅広い階級のメンバーを揃える事で、隊の運営をしやすくする事を考えていたようである。

 そんな中、青野と赤村は揃ってA班に配属された。この班の人間と共に作戦を行う事になる。階級を見事にばらけさせたのは、きっと機密だらけのSBUの中で、上下関係をはっきりさせようという思惑があった。顔合わせもそこそこに、ブリーフィングが行われていた。

「えー、本日は海上保安庁との連携訓練になりますので、各員コミュニケーションの方をよろしくお願いします。つきましては各班長に指示を送りますのでそれに従う様に。」

「異論は無いな?」

「はい。じゃあ解散!安全第一で、よろしくな。」

「井口隊長?ブリーフィングっていつもこんな感じ何ですか?」

「時と場合によるが、まぁいつもこんな感じだよ?さ、君達も早く準備に行かないと先輩達に置いてかれるよ。」

「はいっ!」

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