士気の高さ
士気が高いとは言え、かなり個人差がある事も事実である。自衛隊は、何度も言う様だが、血の気の無い無人兵器でもなければ、戦闘マシーンでもない。きちんと血のかよった人間なのである。やる気のある人間もいれば、あまりやる気や意欲の無い人間がいても不思議ではない、という事になる。
士気という点で見れば、やはり階級と比例する傾向があり、防衛大出身者や一般幹部出身者は、意欲とやる気共に充実している。無論、これ以外の一般隊員であっても士気が高い人間はいる。ここではあくまで、傾向の話をしている訳だから、例外もいる事は御承知願いたい所である。
強い軍隊には、士気が欠かせない。どんなに精強な隊員であっても、やる気が無ければ、その隊員はポンコツである。高性能なハードを動かす為には、やる気や意欲と言うソフトパワーも充実していなければならない。
その点、SBU隊員は高い士気を買われて入隊している。SBU=高い士気と言う方程式が成り立つ様に、士気が高い事は彼等SBU隊員にとっては、当たり前の事である。それは、勿論彼等のモチベーションにも繋がっているのは間違いない。
これは、持って生まれた才能なのかもしれない。勿論、自衛隊としても、隊員の士気を上げる為、様々な取り組みを行っている。だが、どんなに周囲が頑張った所で、当人の士気が無ければ、やる気になり努力しようとそれを、重ねなければまるで意味はないではないか。士気の高さ=練度の高さと言い換える事も出来る。